5.0
鎌倉に住みたくなる名作
四姉妹の日常生活と人間模様が鎌倉という舞台もあって、とても鮮やかに、しなやかに描かれていきます。
決してキレイではない老若男女の人間関係をそれぞれの人生ステージとあわせて、とても魅せてくれます。
鎌倉は青春を過ごした場所だけに、今もたまに遊びにいくと少し切なくなります。
舞台がそんな鎌倉だから余計に登場人物の気持ちに共感し、あの海風と緑の臭いを思い起こさせ、作者さんの描写に切なくなるのでしょう。
風景もとても重要なファクターとして、物語の奥行きをだしています。
欲をいうならば、後日談がもっとほしかった!
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