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いくえみ作品としては
ストーリーとしては、あまり起伏が無いというか、淡々としてる感じです。でもそこは、いくえみ作品ですから…。ちょっとしたエピソードやキャラクターや台詞にも雰囲気があって、心の深いところにスッと入っていく感じ。シロとの関係性なんかまさにいくえみワールドですよね。
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8798位 ?
ストーリーとしては、あまり起伏が無いというか、淡々としてる感じです。でもそこは、いくえみ作品ですから…。ちょっとしたエピソードやキャラクターや台詞にも雰囲気があって、心の深いところにスッと入っていく感じ。シロとの関係性なんかまさにいくえみワールドですよね。
一言で言うなら、ドロドロしてない婚外恋愛もの、という感じでしょうか。人もうらやむ親友同士のような仲良し夫婦。しかしずっとレス。しかもなんと婚外恋愛は公認で、夫は他の女性とまさに恋愛の真っ最中。外の恋愛の雰囲気はうちに持ち込まない、デートの曜日は決まっていて、お泊まりは月に一度というルールを守ればメール電話も自由。…といいつつ、凪いでいた妻の心にはいつしかさざなみが立ち始める。ストーリーもだが、絵も台詞もセンスがあり、雰囲気充分。いま一番読みたい漫画です。
死役所。それは死んだ人が訪れ、死因ごとに各部署に分類されその後の道を示してくれるところ。つまり、お客様は全員ほとけ様。なぜ死に至ったのか、そして死後、何を考えどう成仏するのか、そしてそのお役所の職員たちはいったい何者なのか。生前に関係があった人たちもいる、なぜ死んだのか納得出来ない人もいる。成仏なんて出来なくていいと拒否する人も。さまざまな人間模様の縮図のようで、1話1話、飽きません。
平凡な夫婦の唯一の宝物、それは一粒種の娘。ところが、その年頃の娘が付き合っている相手の正体はとんでもないチンピラ。母親の実家の財産を狙っているヤクザの一味。ひょんなことからそれを知った父親は彼を思わず殺害してしまう。そこから始まる、ジェットコースターのような悪夢。平凡な夫婦が百戦錬磨のヤクザ集団とどう戦うのか。武器になるのは推理小説で得た知識と頭脳だけ。とにかく面白いです!
会社の同僚たちと軽い山歩きのつもりだったはずが、まさかのサバイバルへ、というストーリー。巨大凶暴猿に襲われて仲間を1人、また1人失う恐怖。助けを呼ぶにも深い山の中で通信手段は無し。残された人たちも誰が味方か、敵か、疑心暗鬼状態。途中で加わる見ず知らずの登山人もどこか怪しげで…。とにかく一瞬も安堵出来ない、サバイバル漫画です。
人の命を救うため、少しだけ時間を戻す能力・リバイバルを身につけた青年が、母の殺害をきっかけに少年時代まで遡り、救えなかった連続殺害事件の被害者であるクラスメイトたちを救おうとする。その代償は…というストーリー。はっきりいって設定が複雑で、通して読まないと混乱することもあるが、それを割り引いても、登場人物のセリフや考え方に真理をついたものが多く、読み応えがあります。
とある女子高校を舞台に、女子生徒たちのヒエラルキーをこれでもかと描いた作品です。容姿の美しさと性格が外交的な事で、学校中の人気の的の高瀬理亜が、全く正反対の垢抜けない小田嶋美優を気に入り、側に置き始めたことから周囲の人間関係が狂い始め、やがて驚きの地位逆転に発展していきます。それぞれの視点で章分けされ、あの事件の裏にはこんな事情があったのだ、と後でわかる面白さもあります。頂点を掴んだ人がまた凋落していきまた別の人が登っていく、そこにはその隣の席を狙う人がいる、というどの世代にも通じる人間関係の在りようがシンプルに描かれていて興味深いです。
豪華配役の映画の方を先に見てしまったのですが、原作漫画はもっと可愛らしくて少女漫画の趣きを充分に感じられる作品でした。頭の中の感情を擬人化した人々の動きや言葉がとにかく面白くて、この世界はやっぱり原作だよね、漫画だよね、という痛感させられました。
実家の物置で見つけた手記、そこには子供の頃からの猟奇嗜好と実際の行為の告白がつづられていた。これは父か母のどちらのものか。そして幼い頃に母親が入れ替わった記憶とは。ミステリーの始まりから興味が惹きつけられ、一気読み必至です。
小説が大好きで読破しました。こちらで漫画版がある事を知り、購入してみました。澪の顔が少し想像より可愛すぎる気がしますが、健気な下がり眉の雰囲気が出ていると思います。何より料理が絵で見られるのはいいですね。
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カズン