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ハーレクイン1好きなお話
自分のことを不美人だと思い込んでいるけど、誰よりも社交界や華やかなことに興味のあるヘンリエッタ。
田舎からロンドン社交界に出た彼女はまずうちのめされます。幼馴染みからは無視され、パーティでも壁の華。
いやになって彼女は雨のなか外に出ると転んでしまいます。
ジョナソン・ヘンリー・デベン伯爵はロンドン1の遊び人。それを逆手にとられ、ある令嬢に陥れられて結婚を迫られてしまいます。
それを助けたのはヘンリエッタでした。泥だらけの無惨な姿を晒して、彼を救ったのです。
後日、デベン伯爵はお礼にいきますが些細なことからヘンリエッタに嫌われてしまいます。悪気はないこととわざわざお礼にきれくれた伯爵にヘンリエッタは徐々に心を許していきます。
さらにデベン伯爵と噂になることで、以前よりもパーティーなどに呼ばれるようになり満足します。しかし、伯爵は納得いきません。
それはヘンリエッタが、自分が美しくないと諦めてしまっていたから。
そこから、伯爵によるヘンリエッタへの美のレッスンがはじまります。
美しい立ち振舞いを身につけた彼女は、伯爵のコーディネートでパーティへ。
あっという間に殿方からダンスの申し込みがたくさん寄せられます。そのなかには、ヘンリエッタを無視していた幼馴染みの姿もありました。
それをみた伯爵は何故か面白くなく、ヘンリエッタに理不尽に怒ってしまいます。
気持ちを落ち着かせるなかで、デベン伯爵は自分がヘンリエッタを愛しているのだと気づきますが…自分は嫌われていると思い込んでいる伯爵はそれが言い出せません。
領地に出向くと嘘をついて、彼女の父親に挨拶に行くもそこでもアプローチに失敗し、父親から解けそうもない難問を突きつけられます。
2週間音沙汰のない伯爵に、ヘンリエッタも浮かない様子。伯爵のコーディネート名付け親主催の詩の朗読会に参加すれば会えるかもしれないと思い立ちます。
詩の朗読中に伯爵のことを考えてぼーっとしていると、幼馴染みに手を握られてしまいます。しかしその手を払い除けてくれてのは、伯爵。
そして、2週間なにをしていたのか明かします。難問は結局とけませんでしたが、「これが解けなくても誰よりも彼女を愛している」と答えました。
ヘンリエッタも伯爵を愛していて、ようやく二人は結婚。
きっと、二人はずっと一緒です。ゆりかごを覗いて子どもの名前も孫の名前も考えることでしょう。
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