4.0
興味深い
命の観点と職業の観点、ふたつの視点から色々と考えさせられる作品でした。
まず、命。誰しも何らかの命をもらって食べて生きています。動物であれ植物であれ命です。
誰かが獲った、または育てた命が、皆の食卓に上がる。狩猟や屠殺をする人も、それを食する私たちも、命に対する罪は全く同じだと思います。むしろ手を染めずに食べている側の方が罪深いかも。それをしっかりと感じながら、命をいただいて生きていくべきだと思いました。
そして職業。どんな仕事にもプロ意識というものがあって、この作品の熊撃ちの女性と記者の男性の両方に、凄まじいプロ意識を感じました。双方、自分の仕事に命懸け。
世の中には様々な職業があって、猟師さんのように常に自分の命がかかるような現場もあるし、お医者さんのように人の命をあずかる仕事もあります。他の人が絶対にやりたがらない負の部分を請け負う仕事もあるし、逆に四六時中きらびやかに美しく振る舞っていなければならない仕事もあります。どの仕事も尊く、皆さんプロ意識を持って臨んでいます。
他のレビューで、猟師さんを否定するような発言が見られました。そういう方は、ご自分の職業にもプロ意識を感じていないんだろうなと推察します。
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クマ撃ちの女