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1 - 7件目/全7件

  1. 評価:5.000 5.0

    ストーリー展開が完璧

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    別の漫画サイトで偶然見つけ、ドはまりした漫画。

    会社経営をしている両親から愛情を注いでもらえない藤乃。しかも父親からは自身の利益の為の駒としてしか扱われず、政略結婚に利用する為に幼い頃よりお嬢様教育を強いられ、完全に籠の中の鳥状態。

    そんな味方のいない実家で、藤乃が辛い時いつも寄り添い優しく接していたのが使用人の廣臣。
    廣臣もまた幼少期に両親を亡くし、藤乃の父親から下僕のように扱われており、自分を気にかけてくれる藤乃が唯一の救いだと思っている。

    これ、お嬢様と使用人の禁断の恋と言う話なんだろうけど、この漫画のいい所はいい意味で先が読めないこと。
    紆余曲折ありながらもこの二人結ばれるんでしょ?という展開にならないんじゃないかと思わせられる。

    その理由が廣臣の藤乃への想い。
    一言で言うと歪んでいるんだけど、とにかく藤乃の幸せを一番に願っている。藤乃を守る為なら自分を犠牲にしてまで汚い事をやる。
    だけど藤乃を手に入れる為にやっているのではなくて、藤乃を本当に大切に想い守ってくれる人が現れ、藤乃もその人を心から愛しているなら自分は身を引く覚悟も出来ている。
    大学で出会った神崎が藤乃を大切にし守れる存在かどうか冷静に見定めるシーンもある。
    それに、廣臣自身も藤乃を守る為とは言え、裏で数々の汚い事に手を染めた自分は藤乃には相応しくないと思っているんじゃないかなぁって思う。

    正直、廣臣と神崎、(もしかしたら別の誰か?)どっちと結ばれるのか読めない。
    神崎も藤乃に対して誠実でいい男なの。

    藤乃と廣臣、双方の置かれてる苦境から解放されるには、どういう結果が望ましいのか、ここまで考えると単純に二人が結ばれればハッピーエンドだよね、とはならないんだよね。
    廣臣と一緒になれば結局主が父から廣臣に変わっただけで一生鳥籠の中だし(多分廣臣は超過保護)、廣臣だって今の苦境から解放されるには藤乃から離れた方がいい気がする。でもそうなると、脱け殻のような人生を送ってしまうのかなとか、いくら考えても二人にとっての最良が分からない。

    だから面白い。
    登場人物の心理描写が細かく、特に廣臣の藤乃に対するもどかしいくらいの想いは悶絶する。そしてストーリー展開も上手い。完結してたら間違いなく全部課金して読んでいた。
    本当にオススメ。

    • 56
  2. 評価:5.000 5.0

    寝食忘れるほどにハマる

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    倉田さんの方のコミックスから入り、どうにも続きが気になって小説を13巻大人買いし、5日で読みきりました。
    それ位引き込まれる。

    事件の謎解きも面白いですが、キャラクター設定がしっかりしていて人物描写が丁寧。
    伏線のはり方や物語の背景も綿密に考えられてて、読み込んでいく毎に新たな発見もあります。
    正直、小説なんて一度読めば二度と読まない方なんですが、全巻読んだ後の余韻が長く何度も読み返したくなります。

    謎解き以外に惹かれるもう一つの理由は猫猫と壬氏の関係。
    焼けた鉄の様な熱い感情をぶつける壬氏に対して、ぬるま湯の様な温度でしか返せない猫猫。読んでいて二人の関係にヤキモキしますが、着実に関係を深めていく過程が本当にキュンキュンします。

    個人的に好きなキャラクターは羅半兄。
    人が良すぎる(笑)。
    自分では自覚してませんが、周囲からはプロ農家として認められ、宿場町の宿に忘れた日記帳はのちのち作者不明のまま農業の専門書として編集されるとか、13巻の阿兄正伝は笑いました。羅半兄の人柄がよく出ている。

    この小説、どこまで続くのか、どういう終わり方をするのか分かりませんが、猫猫と壬氏にはどうか幸せになってほしい。正直、猫猫にはもう少し壬氏に対して心を開いて甘えてほしいと思います。

    • 53
  3. 評価:5.000 5.0

    タイトルが良い。

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    無料分をちまちま読んでたけど、続きが気になって最後まで課金してしまった。

    お互い仕事も恋も真っ直ぐで誠実で、すれ違いもあるけどその分隆之がたっぷり溺愛してくれて。

    本家の家族から出自のせいで虐げられ、自分に自信の無かった由梨が、同僚からの信頼と隆之からの深い愛で強く成長。あの伯母に対して毅然と反論したのは良かった。
    仕事や部下にはクールに対応する隆之も、由梨の事になると我を忘れる、由梨を求める時の獣っぽさもいい。

    あまりダラダラと長く続かず程よい長さ、それほど大きな拗れた展開もなく、ただただ2人の甘々な様子を安心して見ていられる内容で私は好きですね。

    • 3
  4. 評価:5.000 5.0

    二人の掛け合いが好き

    別サイトで見ていて内容は知っているんですが面白いですよ。
    ドイツ人が営むカフェーの加工肉職人ヘルマンさんが、次々起こる事件を女給のサキちゃんを巻き込んで解決していく物語。
    薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳の倉田先生が作画を担当という事で物語の見せ方も上手く、安心して見ていられる。

    ヘルマンさんの頭の回転が早く、謎解きがすごくスマート。
    なんで加工肉職人がこんな高い推理力持ってるのか謎だけど、推理以外では子供みたいに駄々をこねてサキちゃんを困らせたり、そのサキちゃんはちょっと無愛想だけどヘルマンさんにいいように振り回されてるのが可愛くて、二人のやり取りが面白い。

    これからどんな事件を解決していくのか、ヘルマンさんの推理力はどこで得たものなのか、本当に加工肉職人なのかその辺の描写は出てこないかもしれないけど、今後が楽しみ。

    • 2
  5. 評価:5.000 5.0

    漫画が上手いと原作者に言わせた漫画家

    原作小説を大人買いし、寝食忘れる程ドはまりさせたのが、倉田さんの描く小学館版の薬屋のひとりごと。
    2つあるコミカライズで私は断然こっち派。
    今一番好きな漫画なのに今までレビューが書けなかったのは、想いが溢れて考えがまとまらなかったから。

    原作者、日向夏氏がTwitter(現X)で、
    『情報処理能力半端ない。小説にある文面を漫画のセリフに見事翻訳してくれてネームが読みやすい。場面の取捨選択も上手くてストーリー展開が早いのでストレスフリーで話が進む。漫画がうまい』
    と言っているが、本当にその通り。
    原作小説を忠実に漫画にするのではなく、要所を押さえて小説の文面をキャラクターの心理描写と絶妙なコマ割りで表現しているのは流石。
    小説が現在14巻まであって話も膨大な中、無駄に長くなく、原作をこの様に表現出来るのは『漫画がうまい』と言われて当然。

    絵に関しても評価が二分しているが、これは完全に好みの問題。私はこっちの方が落ち着いた雰囲気で好き。
    何よりも猫猫がいい意味で可愛くない。
    わざとそばかす入れてるんだから可愛くなくて当然だし、むしろその方がそばかす落として化粧をした時とのギャップが大きくていい。
    化粧すればちゃんと綺麗だし、壬氏も麗しの宦官、傾国の美人感が出ているし所作も美しい。何より子供っぽくなくていい。
    スクエニ版はそばかす顔でも可愛いから化粧をした時との差が余り無い。

    そして一番悶える猫猫と壬氏の関係。
    壬氏の猫猫に対する感情表現がこちらの方が抜群に上手い。何度キュンキュンしたことか。
    間の取り方、見せ方が本当に上手いの。
    倉田さんの薬屋にハマったせいでサンデーGXにまで手を出し、アニメを見るためにブルーレイまで買う始末(何ならGX版でアニメが見たかった😢)

    まだ推しは出て来ないけど、倉田さんのTwitterで陸孫のイラストが出た時は死にそうになった。
    どストライク。
    羅半兄も描いて欲しい。

    各エピソードの結末は知っているけど、それを倉田さんが今後どう見せるのか本当に楽しみ。
    猫猫と壬氏の関係が深まっていく様子も、どう描写するのか想像しただけで悶絶する。
    大人になってからこんなに漫画にハマるとは思わなかった。
    人を魅了させる漫画だと思う。
    本当にオススメ。

    • 2
  6. 評価:5.000 5.0

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    原作は韓国の小説で、それをコミカライズしたもの。
    本家ではもう完結済みで、英語版で読んでいたので詳しい内容は分からず、こちらで課金してじっくりと内容を楽しんでいます。

    よくある転生モノですが、有りがちなご都合主義、心を入れ替えて善人になるというのではなく、浪費癖、キツい性格そのまんまだけど貴族令嬢としてのプライド、品の良さもちゃんとある所が良いし、現実的な方法で前世の悲劇を避けようとする所に好感が持てます。

    前世を変えるべく奔走する中で縮まる夫ザカリーとの距離。このザカリーとの関係が少しずつ深まっていく所がすごくキュンキュン所で、1番のピークはトーナメントでしょうね。ザカリーの拗らせっぷりにはヤキモキさせられますが、ビアンカに対する甘々な態度は悶絶級です。

    もう1つの見所はやはり絵の美しさでしょうか。
    特にセブランでの2人の衣装は本当にゴージャスで、もし浪費癖が転生で治っていたら見られなかったのでは?と思うほど。オデリー王女も美しく聡明で、この絵の美しさに感嘆します。

    ザカリーとの関係が変わることで自分の知ってる未来も少しずつ変わり、先が読めなくなるビアンカ。
    物語終盤はハラハラしますが、この漫画、見せ方が巧いと思います。結末知ってても課金したくなるくらい魅力的で面白いです。

    • 1
  7. 評価:5.000 5.0

    小学校1、2年生位か、これに出会ったの。
    人生で初めてドはまりした漫画。
    少女漫画の王道とも言うべきか、もはやレジェンド。

    魔界人である蘭世と人間である真壁君との許されない恋、ライバルの存在など、障害のある恋を乗り越えていくというのはいつの時代もキュンキュンする。
    てか、蘭世って名前があの当時すごく可愛く思えたのよね。

    そしてある日を境に蘭世にはある能力が開花するんだけど、この魔法要素って女の子好きだよね。
    単なる恋愛だけの話なら、小学校低学年の自分は食い付かなかったと思う。

    あれから40年位経つのか?
    長い年月を経て大人になった今読み返してみると、なんか時代を感じると言うか、なかなかこっぱずかしくなる。
    甘酸っぱい気持ちにさせる漫画だと思う。

    • 0
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