4.0
確かにあのアザはそう見える
由緒正しき名家、天水家の朝名は女学校では優秀な成績。
しかし、突然の結婚話が。
四十路の好事家、勝井子爵ではなく、子爵の倍の金額を出すし、ムコ入りもするという男性。
朝名は8年前に出来た手のアザがキッカケで、家族から化け物扱いされていた。
それなのに、ムコ入りで家から出られない事で、兄には
「死ぬまで化け物として、その身体を存分に役立てろ」と言われる…
8年前に子供だった朝名は外で兄に
「さわるな!化け物!」と言われ、
アザが消えて欲しくてかきむしり、血が出てしまったところ、通りかかった美形の青年に手当てしてもらった。
手のアザは鱗の様な感じで描かれており、人魚の生まれ変わりか?何て感じです。
でも、青年は気にせず手当てしてくれた事が今でも心の支えになっていた。
顔合わせに現れたのは、何とも美形な男性、
時雨咲弥。
8年前のあの時の青年によく似ていて、胸がドキドキ💓する朝名。
咲弥とは上手くいきそうだと思うけど、天水家がどうもいけすかん…
時雨家で買収してくれないかな?
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人魚のあわ恋