4.0
いい意味で先が読めない
家族から虐げられている二条家の長女藍子。
妹にも邪険にされるし。
妹には特別良い縁談を持ってくる父親。
でも、わがままな妹は気に食わないと、すぐ破談にしていた。
そんな中、藍子に縁談が。この家を出れば幸せになれるかもしれないと、縁談を受ける。
2日後の婚礼の日、藍子が目にしたのは…
「棺」
旦那様になる方は死者。
独り身で亡くなった者に嫁をあてがう冥婚というほぼ廃れた慣習だった。
「厄介者と思われていた2人は似たもの同士ですね。運命の相手と冥婚すると、死者が甦るなんて伝説が…」
棺の中の正太郎と、嫁の藍子に、おめでとうの言葉をかけ始めた途端、正太郎がムクッと起きた。
「帰るところ何て無い…私はあなたの妻です。」という藍子に、「後悔しても知らんぞ。」
と、正太郎との冥婚は誰もが困惑したままで終わった。
これから2人が愛を知っていく話になるんだろう。
正太郎も生き返ってすぐだから、どんな人なのか分からないし、先が読めない。
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棺の花嫁~冥婚により、二人は遠からず愛を知る