4.0
胸痛くなる…
10年前の利根川河口遊覧船火災事故で両親を亡くした菊子。叔父の家に引き取られ酷い仕打ちに耐えながら生きていた。
菊子の父である兄は上正本業、醤油屋、他に佃煮の加工場をしていたのを、叔父が継いでいたが、上正の業績が良くないため、赤字を全て加工場に被せて倒産させるよう菊子を社長に据える。
そして本業の方に融資を受けるつもりらしい。
融資をする神崎商社の清麿。上正へ出向く。
途中、舟で移動してきた菊子に会う。何だか胸が一瞬ざわついていた清麿。
もしかして、10年前の事故で浮き輪につかまった清麿を泳いで助けた少女は菊子なのでは?
と予想。もしそうなら、運命的…。
その事故の火災の原因が菊子の父親のタバコの不始末だと言われており、周りから厳しくあたられていた菊子。
女社長になって加工場で邪険にされるが、めげてはいられないと何とか奮闘する。
そして神崎社長に提示された融資の条件とは、売上を短期間でどれくらい上げなければならないものなのか…
菊子の試練が多い…
-
1
薄幸令嬢は氷の若君のお気に入り~こぼれた恋は涙色~