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母が亡くなるとすぐ、父が愛人とその子供を連れてきて、家族皆んなから虐げられ、歌姫(カナリア)として人々に癒しをもたらす存在だったのに、その能力が使えなくなってしまったエレナ。
声を出す事すらままならない状況の中、婚約者は義妹に奪われ、生家から能無しとして追放されてしまう。
強いられた嫁ぎ先は、辺境伯ルヴァル。
義妹が社交場で流したエレナの嘘の悪い噂を信じていたルヴァルは、全く噂とは違うエレナに戸惑っていた。
エレナはいつも何かおびえていたが、侍女たちが優しくしてくれたので、感謝の気持ちに刺繍のハンカチを贈った。ルヴァルには、髪紐を手作りして渡した。
専属メイドのリーファがエレナの健康状態を調べルブァルに報告。
古傷がたくさんあり、良い食事もまともにとっていなかったと…
ルブァルは遠征に行き、エレナを気にかける。
深い傷を追って帰ったルヴァルに夜通し付き添うエレナ。2人の関係は昔、子供の頃、一度会ったことがあり、その時はエレナは笑顔でいたと覚えていたルヴァル。
エレナに愛を注いで声を取り戻してあげてほしい。
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追放された歌姫は不器用な旦那様と最愛を紡ぐ