満面の微笑みで露に消えたミエール。ちょっと予想の範囲外でびっくりしました。
あの日、初めて逢ったあの日にアリアの手を取って一歩貴族社会という檻から踏み出していたら、エマの呪縛から解かれて公正な少女になれていたら、ミエールも幸せになれたのかもしれない。
でも彼女は変われなかった。エマを亡くして自分自身で考えて変わろうとしなかった。
人一人の形成に周りの環境って本当に大事ですよね。考えさせられました。
一緒には生きられないから、ミエールは自分に都合のいい幸せな優しい夢の中で永遠に生き続ける……だからの満足げな笑顔なのかもしれないですね……。病んでるなぁ……。
アリアもやっと復讐にケリがついて前向きに生きられますね。さようなら、ミエール。
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悪女は砂時計をひっくり返す
098話
悪女は砂時計をひっくり返す(98)