私も、将来何になりたいなんて決められなかった。
大人になる自分を想像できなかった。
大人のダブルスタンダード、
昔は卑怯だと思ったけれど、
今はどちらも真実なんだとわかる。
いつわかったのかはわからない。
けれど、朝ちゃんは急にその対象を失い、本当に自分で決めなければならなくなった。
ひとりだちしようともがく体をどこかで支えていた親の手。
急にそれがなくなって、
勝手に死んじゃった人が悪いんじゃん。
ぐらぐらする自分。
私は今でもぐらぐらしているけど、ぐらぐらする足下に慣れてしまっただけのような気がする。
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違国日記
030話
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