面白いです。
気になるところがあるとすれば、令美さんが話の終わりまで正攻法でなんとかしようとしているところ。悪く言えば、この局面でもどこか良い人を演じようとしているかのような、加恵ちゃんの論破が目的のように見える。
無駄なのに。
漫画的に加恵ちゃんのキャラクターってすごく面白いけど、支離滅裂だし、絶対に会話しちゃいけない、返事もしちゃいけない、二人きりになっちゃいけない、そんな感じだと思う。
あえて相手の自縛を誘発するくらい長い会話してわざわざそこをつついて怒らせるなら、まず「賢一と離婚すれば良い」あたりを録音なり録画なりしておいて、義母や浩二にバラしますよって脅せば、後々の調査を邪魔させない牽制になったんじゃないでしょうか?
そういうことをしないあたりが、対加恵ちゃんでなく、令美自身が「正しいやり方」にこだわっている人間のように感じさせます。
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セコケチ義妹がすべてを失った話 分冊版
018話
第10話 反撃開始(2)