4.0
読みごたえがあります
経済勢力を東西で分けたり、人間関係が二分していたり、ウォルターが一年寝たきりでも筋肉ムキムキだったり、ざっくりし過ぎ・あれ?と思うところもありますが、テンポ良く良い感じにまとまっているからこそ気になる部分も目立つだけで、非常に良い作品だと私は思います。
恋愛、中世ヨーロッパの服飾が好きな人向け。ただし後者について、私は詳しくないので、詳しい人が読んだら気になる部分も多いかも知れません。
個人的には、物語の始めジュディに辛く当たっていたレナードが更正し、いろいろ乗り越えたにも関わらず、単なる当て馬役になってしまったのが、不憫です。対してウォルターは、まあ良い人なんでしょうけど、私は「幼なじみ」や一途な恋が特別好きではないので、ウォルターよりレナードの方に感情移入しています。
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復讐は離婚の後で