ほーら、既婚者の旦那さまにベタベタ。
絶対好意があったと思った。
こういう人は昔からいるのね。
奉仕活動は、身分が高い者こそ率先してやるものだと親から教えられていると聞いたことがある。
あのお嬢様は「下賤の者がやるべき」と言っていた。
親もそういうことを教えてないってことは、代々の
お金持ちではないのかも。
外見も教育も完璧なのかもしれないけど、彼が心休まる人を求めるならば、お相手は少なくてもあのお嬢様ではない。
彼のことを心配する伯母様も、こういうお嬢様は
おそらく好んでないんじゃないかな。
旦那さまはあのお嬢様のことを婚約者なんて思って
なさそうだから、「自称婚約者」だったのかしら?
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華族の結婚~冷酷子爵の宝石は碧色~
010話
5話(2):ふたりの距離は(2)