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勉強になります
障害者支援の仕事をしているので、色んな障害や病気のことを学べるので勉強になっています。
作風もコミカルなので暗い気持ちにならずに読み進められます。
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21151位 ?
障害者支援の仕事をしているので、色んな障害や病気のことを学べるので勉強になっています。
作風もコミカルなので暗い気持ちにならずに読み進められます。
優れた嗅覚を持ちながらそれ故に沢山の苦労をしてきた主人公が、次第に成長していく人間ドラマ。
人に傷つき傷つけられ、人に助けられて人は生きていくんですよね。
鬼がいる世界ってどういう感じなんだろうと考えてみても、そういう世界にいたことがないからやっぱりわからない。
悪い鬼ばかりではないと思うけど、共存するってなかなか難しいんだろうなと思います。
仕事と家の往復でイーブンを軸にしている森若さんが、太陽の出現によって良い方向に変わっていくのが読んでいて心地よいなと思います。
森若さんの心の芯は変わらないけど、変わらない為に変わっているような、そんな気がします。
人の感情や思考がわかると言うと「すごい」と言われることが多いけど、実はそんなに良いものではないし、当の本人も快くは思っていないことが作品を読んで頂ければわかると思います。
ただそんな中でも、心の綺麗な人に出会えた時はすごく嬉しいし、捨てたもんじゃないなと思うこともあります。
人を憎まず生きてほしいと思うけど、
きっとそれは理想論で、
自分が同じ立場になったらどうなるかわからない。
ただ、それでも生きていかなきゃいけないということが、誰にとっても変わらないことなんだろうなと思います。
充希の周りは優しい人で溢れているなと思います。
充希の年の差の恋を応援する友達、
充希に思いを寄せながら心に秘めて接する玲於、
充希のことを思いながら距離を取る玲於パパ、
充希と玲於パパの行く末を静かに見守る師匠、
自分の気持ちを優先して他者を傷つけてしまうこともあれば、
大切な誰かを思うばかりに傷つけてしまうこともあり、
そうやって誰もが誰かを思いやっている作品だなと思います。
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