5.0
縁は異なもの味なもの
30歳過ぎてそれぞれが生活して来た中で出会った相手とは上手く行かなくて婚期を逃した二人が生き方を変えたから出会った話。そこから展開される人との繋がりが広がって行く。パンを焼く事でお互いに学び取って行く色々なものが、胸にチクンと来るものだったり暖かいものだったり、読んでいて応援したくなる。
そもそも環境が違う、生活が違うなら考え方も違って当たり前。言葉が足りなくてお互いの思い込みですれ違い、溝が深くなって駄目になり別れてしまう。これもある意味縁が絡んでいるものだと思う。私の友達も高校から付き合って結婚したのに1年で離婚したからビックリ(゚o゚)/だった。
婚期って女性が子供を産む時期を考えて目安にした時期で、世間一般のそのトラウマに大概ハマって心身共に疲れてかえって婚期を逃すのでは。
パンを焼くのは生地作りから始まって練って発酵させて焼く。それでも日々の湿度が関連したりと、これからの二人が結婚に向けて美味しいパンを作るまでの工程のように気持ちの練り合わせが出来れば良いと願っている。
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Bread&Butter