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あっと言う間に2年が過ぎて、戦争が激化して長びく様子…。だけどどうにか✉のやり取りは続いている。
イアンの妹イザベルが、自分には兄がハガキしか寄越さず、内容もありきたりだと愚痴をこぼした。
イアンは怪我こそして居ないが、相当精神的に参ってきている。前世で受けた電気医療器具を使う状態にならない事を願う。手紙でイアンが…オペラが好きか未来のために聞いて置きたい…がヒントになって居るのではないか？オペラに関する何かを葉書に添えて送って見れば、イアンの心の気休めになるのではないか。
4
創さんの提案で、わざと航太に聞こえるようにブライダルの雑誌を何人かの女性達とみながら匂わせた。創さんはそれで良かったって喜んでくれた。けどまだ不安が拭えない真央さん。
午後の企画会議を確認して、念の為にチェックしようと会議室のドアを開けると…暗い部屋の中、真央さんの後ろから、航太が真央さんに抱きついて来た…。創さん、早く気がついて～、真央さんの危機だ！
2
前回のまでの前向きの考えを自分から、翻して拗らせてしまった。もったいない！テレビがなんだ…。高遠病院の院長の話しを報道したって、高遠先生本人が芹さんしか見えて居ないのが分からないのか。
この分では先が長～くなりそう。
2
涼介に呼び出された芹さん。高遠先生は芹さんの勤め先を調べて、芹さんが居る病院に移って来たらしいと。いつまでも隠せないから、思い切って先生に会って本当の事を話した方が良いと。覚悟を決めて高遠先生に話しがあると言った芹さんだったけど、テレビを見ていた看護師達の噂を耳にしたら…。急に決意が揺らいだ。
1
綾乃～、ちゃんと仕事しろ！と怒ってやりたい。里帆に厭がらせする事ばかり考えている。今度は里帆のアイデアをまるまる盗んで、自分の仕事だと発表した。もう先が無くて詰まってしまった里帆を、久遠さんが昼食に連れ出した。店で食後のデザートのチョコレートケーキを食べていると、隣の子が「チョコだけどさっぱりして美味しい」の言葉からヒントを得たようだ。良かった。コンペで堂々として居るから、間に合ったようだ。綾をギャフンと言わせてやれ！
2
部長の気遣いが羨ましい。もう少し甘えて見たら良いと思うけど。できるだけ力になる。と言ってくれているんだから。
4
偽装結婚だったからギクシャクする二人。だけどとっくに両想いだから♡結婚3ヶ月目で初デート。買い物の後、水族館へ…。随分と楽しいデートだったようで良かった。まだ名前で呼ぶ事が出来ないらしいけど、名前で呼び合えば、ぐっと夫婦らしくなれるかな？
だけど、電話かけている男性は…？かけている相手は幸乃さんへかな？あの黒い髪の後ろ姿はもしかして元彼か？今更何の用事があるんだよ！ポンコツ野郎め！
6
最初は週刊誌だけに暴露本を載せただけだった。今やテレビでも討論される程になった。しかし、花梨本人は全然悪く無いと思っている。「ドブスの分際で優等生ぶって、先生に媚てほめられたり、良い大学に受かってイキったり…」って、ただのやっかみだけど、エスカレートしすぎていたね。今のマンションの前にもマスコミが取り巻いていた。逃げたけど、お金も殆ど無く、カードも使え無い。何故か…葵さんが頭良いからに決まっている。花梨の実家にもマスコミの振りして電話をして、父親に絶縁されてしまった。桔平さんの藤村毛には匿名で、花梨が家族カードを使っている由を…。外へ出た花梨が何処へ行くのやら…。
14
この時代の朝鮮を反映して居る…。女性は物扱い。それはどの国も似たり寄ったりだけど、それにしても悲しくなる。下弦大君ですら穏花をそんな考えで手を出したのかもしれない。穏花と交わる時に心の中では…“お前はその卑しい体で愛嬌を振りまく存在に過ぎぬatc…)と。声にだしては「私の女だ」は、やっぱりか同じか…とがっかりした。
兵曹判書の企みに備えて、…お前には最後まで囮を演じて貰う。誰もお前を○ろせない…。これの意味は何？演じ終わったら、用無しで捨てるの？それとも、大事にして穏花を守りたいから？
エロがエスカレートして、考えよりも目が…ビックリするようなモノをお持ちでいらっしゃるなぁ大君。
3
何かを見つけて、いきなりデミアンが大声で笑っている。何を見つけたのか…。クロエの部屋の戸棚の扉を開けたら、デミアンがクロエの為に作らせた足の補助具が入っていた。クロエの為に何でもしてあげたいと思って用意したうちの一つだった。ネックレスもその一つ、デミアンから貰ったものは何一つ持ち出さず、全て置いて出て行った事が分かった。これでかなり打ちのめされた？と思う。けど、そこで諦めないのがデミアンだから。「俺を叩き潰してくれた事に礼を言おう」。「打ち砕かれた俺がどうやってお前を再び手に入れるか楽しみにしていろ」と。案外デミアンにはクロエの仕打ちがエネルギーの元になっている気がする。今までも、愛している割には散々クロエを泣かせてきた。過去にティセ家でのデミアンの愛人とされた女性が亡くなった時も、わざとクロエの部屋に証拠物を残して、裁判にかけられて有罪になったクロエをデミアンが助けたように仕組んだりした。そんな愛情表現の繰り返しだったと思う。
だから、クロエが子どもを失って悲しみに打ちひしがれていて、デミアンの優しさをより強く求めずには居られなかったと思う。その言葉さえかけずに居たときに、デミアンの秘密を知ってしまった。最初から、ベルディエ領土を得る計画があった事。調査して鉱山がある事がわかって、必然を偶然に見せかける為に、ベルディエ家に負傷兵を入れて、後クロエを自分の妻にする計画。あくまで自然の流れを装った。（だけど、最初からクロエを知っていたらしく、クロエに惹かれていたようだ)
せめて子どもがいれば、乗り越えられると思っていた矢先の追い打ちに、クロエの中で切れてしまったものがあった。（このあたりは分かる。夫だから期待すると、違う言葉が帰って来るし、又夫の方が妻が当然自分と同じ考えだろうと押しつけるきらいがあるから)
1年後、クロエはカーター国南部キネビスにいた。クレアと名乗って家庭教師をしていた。
妹アリスに会うために…。
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運命は時の彼方に
024話
第24話