あらすじ

とある街の小さな花屋で働く伊藤すみれ(30)は、近所で評判になるほどの美人。毎週甲斐甲斐しく妻に花を買って帰る藤村桔平(33)に熱視線を送る彼女だが、それには理由があった。すみれの本当の名は藤村葵。かつて「ブス」と虐められ、罵られていた彼女は、持ち前の頭の良さで東京の大学に進学。そこで出会った先輩・桔平と結婚するも、桔平は美しい容姿を持った別の女と浮気し、離婚してしまう…。しかも偶然にもその女は、かつてすみれのことを虐めていた主犯その人であった―――。顔を変え、名前を変え、元夫を奪い返す。宿縁で結ばれた女への、苛烈な復讐が始まる。

みんなのレビュー

5.0

2021/04/22 20:12

怨み真髄

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復讐が嫌いな方にはおすすめしません。
でも葵ちゃん側だった自分は葵ちゃんとしての人生に絶望した気持ちもその後の復讐も理解できる。でもすみれちゃんになっても心根に優しい気持ちがあって葛藤する心情も描かれて切なくてたまらない。
人間、ひとりの力で生きようと思った時に過去の努力は裏切らない、葵ちゃんが結婚後も役所で真面目に働いていたから退職金ですみれちゃんになれたのだろうし。

すみれちゃんと葵ちゃんの心が晴れる日を願っています。

by 匿名希望
- 118
3.0

2021/08/03 13:46

続きが気になる

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酷い外見差別で子供の頃から散々辛酸を舐めてきた主人公が
中身の良さを見てくれる男性と初めて出会って結婚してやっと幸せを掴んだら、
一番の虐め加害者だった同級生美人にあっさり夫を略奪された上に
傷害罪にはめられて公務員の職も失い、そこから這い上がって二人に復讐する話。

全部読んでみて思ったのは、この馬鹿夫婦二人は別に復讐しなくても
いつかはそれぞれ別の人間と不倫してどの道夫婦関係は破綻して
最後は同じような結果になっただろうなぁって事。

前の不倫乗り換え婚で会社で大ダメージ食らって反省した筈が、
主人公らの策略によって現妻の本性を垣間見て不満が出来たら
別の美人(顔を変えた元妻)の誘惑にスグ靡く懲りない馬鹿夫。

学生時代に散々馬鹿にして虐め倒した卑屈で不細工な同級生が
イケメンエリートと結婚してると知って頭にきて、
ファイト燃やして寝取ってあっさり略奪に成功したけど、
女あしらいに不慣れな夫に段々魅力を感じなくなって
イケメンバーテンダーに色目使ってるクズ美人。

こんなんじゃ主人公らがいなくてもどの道ダメになったでしょｗ
主人公は学生時代の酷い苛めの分だけ花梨に復讐したら
頭切り替えてもう過去は振り返らず新しい人生に進んで欲しい。
復讐は引き際を弁えるのが肝心。

by 匿名希望
- 202
2.0

2021/05/26 11:24

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只今10話で無料分途中ですが…!

まだ幼い頃から容姿が醜いと言われいじめられていたヒロインが優しい旦那とやっと静かに幸せに暮らしていたのにその旦那に浮気をされ、しかもその相手は幼い頃からいじめていた美人の同級生だった…
何もかも失ったヒロインは整形し醜い容姿を変え美しくなって元旦那と同級生の夫婦に復讐をする…
と言うストーリーです

最近よくあるストーリーですね
気になるのが絵です…頭が大きくてバランスが悪いと思う…

by 匿名希望
- 34
3.0

2020/06/21 20:59

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主人公をいじめた女にも腹立つけど、元夫もムカつくな。笑
せっかく綺麗になったんだから復讐なんかよりいい人見つけて幸せになって欲しい！笑

by えりことつばさ
- 44
4.0

2021/09/12 2:59

良質な量産型

パッとしない外見の女性が、自分を捨てて美しい女に走った夫と、卑劣な手段で夫を奪った女に復讐するために、整形して身分を偽り、彼らの前に現れる、という話。

筋立てだけを見れば、はっきり言って、この数年に限ってもどんだけ量産されてきたんだよ、という類のものであり、オリジナリティーもクソもない。
だが、なかなかどうして、面白かった。

理由は明確で、ひとつは、テンポが非常にいいこと。
だらけず、性急に過ぎず、絶妙だった。

もうひとつは、登場人物たちの心の揺れみたいなものについて、不自然な部分がほとんどなかったこと。
つまり、感情表現にリアリティーがあった(設定部分にはちょっと都合がいい部分はあるにせよ)。
特に、主人公を捨てた男の、「真面目で誠実な駄目人間」という造形のリアリティーは素晴らしい。
こういう人間は確かにいるのだか、ここまで正確にはなかなか描けない。
作者は過去にこういうタイプの男に酷い目に遭わされたのだろう、としか思えないほどである。

シンプルだが、上記の点は徹底されていて、私はぐいぐい読まされてしまった。

オリジナリティーは重要だが、オリジナリティーだけが能じゃない。
まあ、考えてみれば、そりゃそうだわな。
みんながみんなオリジナリティーを持ち得るならば、そもそもオリジナリティーに価値なんかなくなる。
オリジナリティーをハナから放棄しながら、作品としてはあくまで誠実に、丹念に紡がれた漫画であり、その謙虚さみたいなものは、私は嫌いではなかった。

by roka
- 27