やっとデミアンについて行く気持ちになったクロエ。デミアンは2年ぶりにぐっすり寝られたと。“俺の側を離れるな絶対だ。恋に落ちたお前をもう一度見られるならどんな事でもするつもりだ。期待して良いぞクロエ”と。このデミアンの言葉を何回も繰り返し呼んしまった。こんな心の中から吐き出すような言葉を言うデミアンでは無かったと思う。悪かったと言う言葉以上の謝罪と愛情が含まれていると思う。
以前のデミアンだったら逆の表現しかして来なかった気がする。
例えばイザベラの時がそうだった。イザベラはデミアンがヨハネスの動きを探らせる為の偽装愛人だったと思う。あの頃イザベラがクロエに対する行き過ぎた行為にも目を瞑るような事をした。だけどイザベラが何者かにこロされた時に、クロエに濡れ衣を着せた。そしてデミアンがクロエを助けたのが愛情だと言わんばかりだった。
そんな繰り返しの挙げ句、クロエが流産し、クローゼットの中にデミアンがベルディエに関する資料を残していたのを見た時も、デミアンは言い訳もしなかった。クロエの中で何かが音を立てて切れた?
2年かけてやっと取り戻したデミアンが、カーター公国をクロエと出て幸せになる事が出来ると思っていたのに、ヨハネスが虎視眈々とデミアンを狙っていた様子。一人で動けば隙だらけになるよ!無事帰って欲しいがどうなるの?
-
6
その品格に反抗を
068話
第68話