3.0
運命とは???
シーフードとして売られている生物を飼う、という発想、なかなか無いと思いますが、たしかにしじみなど熱湯に入れるなんて忍びない時あります。
何を考え込んだかというと、彼らの“運”についてですね。数いるシーフード達の中からこの作家にロックオンされる幸運な?者とそうでない者の圧倒的な運の差に、目眩を覚えそうになるのです。
仮に長くは生きられなかったとしても、生きたまま焼かれたり切り刻まれるよりは、懐かしい海水の中で短命でも穏やかに○ねた方がはるかにましというものです。
人間にも言えることでしょうが、嗚呼、運って一体何なんだ!?と頭を抱えたくなる。
キモウマグルメなどテレビの企画ではるばる日本から、通常は食べない、捕獲されない生物を狩りに行くのを観た時と同じ困惑を感じます。
あれで食べられることになるイレギュラーな生物に究極の不運を感じるとすれば本作品の“ペット”達には究極の幸運を感じざるを得ません。
普通のレビューに戻しますと、夏休みの自由研究にも良いのではないでしょうか。
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実録!シーフードを飼う男