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何も持たず、何の力もなく、ただ自由を求める子供のように純粋なイネット。飛び去った先で飢えて死んでしまう鳥籠の鳥のように悲しい。
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539位 ?
何も持たず、何の力もなく、ただ自由を求める子供のように純粋なイネット。飛び去った先で飢えて死んでしまう鳥籠の鳥のように悲しい。
最後のイネットの瞳に打ちのめされました。
本当に美しく瞳を描く絵師さんだと思います!
イネットは、ヨハネスの主人。なんだな。
最後のシーンさいこうですわ。
あと、政は温室育ちじゃないぞ、桓騎。
ジオビネタの爪の間に血が入っているのがとてもリアル。そしてヨハネスの涙。悲しい、美しい。
信、おはよう。君はいつも良い仕事をする。
きょうかい…!!お前が生きてて…生きててくれて…本当にうれしいぜ!!!!
マ○オ…って思ったの私だけか?
鳥籠から必死に逃れようともがくイネットに、余りにも残酷な仕打ち。この、どうしても分かりあえない感覚。イネット、どうかいつか自由になって。
自分が悪魔であることを、虚無であることを知りながらの執着、決して与えられない愛。絵の美しさが残酷さを際立たせている。気の遠くなるくらいゆっくりとした展開が、作家の強い意思を感じさせます。物語の最後に何が語られるのか、見守りたい。
魔鬼
098話
魔鬼(98)