京の街にまた血が流れるのか?よし野のおかあさん、房子ねえさん、そして明日香も案ずる。猪郷にそうならないようどうにかならないかと明日香は懇願した。岐阜では蟷螂会が県警に事情を聞かれるも、しらばっくれる。蟷螂会も息巻いて烏丸会に挑んでいくようだが、生意気だ。東京では悪の亀田が猪郷によびだされ二つ返事で猪郷の元に向かう。
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京の街にまた血が流れるのか?よし野のおかあさん、房子ねえさん、そして明日香も案ずる。猪郷にそうならないようどうにかならないかと明日香は懇願した。岐阜では蟷螂会が県警に事情を聞かれるも、しらばっくれる。蟷螂会も息巻いて烏丸会に挑んでいくようだが、生意気だ。東京では悪の亀田が猪郷によびだされ二つ返事で猪郷の元に向かう。
純平は小さなころからいつも沙也を守ってきた。高校を卒業し東京の音大に行くとのことだったが、沙也は本当は銀座でホステスをしながら、幼くして自分を捨てて、秋田の町を出ていった母親が、薫子という名で銀座でホステスをしているかも知れないと育ての祖母の死に際に教えられ、薫子は色んな感情を抱えつつも銀座で働きながら母親を探す事を幼馴染みの純平に伝える。今までずっと沙也を守ってきた純平はこれからも守り続けると誓う。純平も東京へ行くのか?
高3の夏休み2人の少女が偶然銀座で出会う。スカウトマンに声をかけられ喫茶店で2人は話を聞く。まだ高校生だからすぐには働けないけれど、高校を出たら銀座の街で働きたいと、秋田と長崎から出てきた2人は言う。2人は高校を出て4月10日になったらまたここで会おうと口約束をする。
萌ちゃんは友人のリナを介して雪に会う機会を作って貰う。雪のしている彼女代行の事をお金を含めて詳しく聞きたかったからだ。萌ちゃんは支払いに困っていて日払いの仕事を探していた。雪に聞くと雪の仕事先は基本日払いだとわかり、興味を示す萌ちゃんだったが、雪に萌ちゃんの今の服装やメイクでは一般化に男の人が求めているものではないから、雪の仕事先はムリなんじゃないかと言われる。雪は萌ちゃんの服装やメイクは今の萌ちゃんに似合っていていいと思うと言っていたが、私もそう思う。が、それなら男の人が好みそうなメイクや服装にイメチェンすればいいのではとリナが提案し張り切り、萌ちゃんもその気になっていく。
萌ちゃんは唯一萌ちゃんを女の子扱いしてくれる楓に好意以上の気持ちを持つ。楓ともっと一緒にいたいと思う。そして、前に嫌味を言ってしまった友人に謝る。友人のリナは気にしてないよと明るく返してくれた。萌ちゃんはお金を稼ぐ為に、雪の仕事に興味を持ち、リナに雪を紹介してもらった。
萌ちゃんは大学の友達のリナに付き合ってもらいアドバイスを受けながらイメチェンしていく。髪型も服装も思いきってガラリと変え、今風の女子の容姿に変わった。萌ちゃんは帰りの電車の中でも鏡を見て自分に見とれる。楓に早くこの姿を見て欲しいと思うのが乙女心か。
萌ちゃんがイメチェンして確かに可愛くなって、街で夜の仕事のスカウトマンに初めて声をかけられたりした。楓に会いたくてホストクラブに行き、楓にも可愛くなったと褒めてもらえ嬉しくなる萌ちゃんだが、楓が他の客に氏名され席を外す事が多くなり、萌ちゃんも対抗してお酒を入るが、会計が高くつく。萌ちゃん、目を覚ませ。楓の本性もまだわからない。
萌ちゃんが大金を稼ぐ為に危ない仕事をしようとしているが、その道の男たちの口車に乗せられているだけのような気がする。萌ちゃんはいくらお金の為とはいえその仕事に耐えられるのか?
萌ちゃんがホストクラブの支払いに困り、危ない仕事をしようとしているが大丈夫だろうか。
猪郷がよし野に来店してくれ、おかあさんとも長年の再開を互いに喜ぶ 。明日香もお座敷が何よりの自分の居場所であると再認識する。お座敷をつとめる明日香に舞をリクエストする猪郷。明日香もそれに応えようと懸命に舞を披露する。いい舞だと猪郷も褒めてくたが、明日香の舞に迷いが見えたとも言う。明日香の心労を察したのか。黙って猪郷の言葉を待つ明日香だった。
女帝花舞
111話
第12巻 第7話 呼び出し-1