この優しそうなおばあさんは、チェーザレの血縁なのだろうけれども、
祖母として、喫煙のみわかる深い彼の気質への理解、社会的にも立ち位置をよくわかっていて、愛しく眺めているようなところがあるけれども、
孫の憎ったらしい性格は少しわかっているんじゃないかな。
すごく寛大な申し出がアデルの心にゆとりを与えてくれると、イヤ、それよりも前に操を守ってくれるといいね。このおばあさんがアデルによくしてあげようと言うのは、
どう転んでも唯一の妹となってくれる彼女が
愛し合う中ではなくても憎心として彼に責任ある愛情や理解を抱いてくれるといいな、という意味で人間的に尊重してあげているのでしょう。富はいくらあっても社会での門同士の結婚の約束と言う窮屈な立場、難しい人の心は変えがたい; ならばお金はふんだんにあるんだからあげるにはよくしてあげようと言うのはとても賢いと思いますね。この人の爪の垢をチェーザレが飲んでくれたらいいんだけど。
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上流社会
024話
第23話