5.0
いくえみ綾ワールド
オムニバス形式でいつの間にか話が変わってる…とおもいきや、act4で大学生になったマヤとカンナが再び登場して面白くなってきました。
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レビュアーランキング 9507位 ?
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オムニバス形式でいつの間にか話が変わってる…とおもいきや、act4で大学生になったマヤとカンナが再び登場して面白くなってきました。
胸が痛くなるはじまりかたでした。描写が残酷な感じもしますが、世の中には罰を受けるべき人間というのがいて。これもありかなと思う。
テンポが良くて面白い。他人事と突き放す弁護士の言葉に(え…)っておもうと必ず、パラリーガルの突っ込みが入るし。相談者に感情移入しすぎることなく、客観的に仕事をするのもリアルでいいんじゃないかな。
足が悪くて身のまわりのこともままならず、心を開ける人もいない。口が悪いのは感情表現が不器用なのかなとおもうと、嫌いになれなくて読み進めています。
東村さんの作品、主人公のキャラが際立ってます。出てくるのが高級でお上品な料理だけじゃないのがいいですね。
「猫とじいちゃん」で好きになった、ねこまきさんの作品。期待を裏切らないゆるくて優しい感じが、読んでて癒されます。
奥さんを亡くして独り暮らしのおじいちゃんと、猫のタマの日常。鉛筆で描いただけのようなラフな線で描かれているけど、絵も登場人物も優しさに溢れていて、癒されます。
辛くてどうしようもないときに、ちょっとした優しさに触れることで、生きる力が湧いてきたり、前向きになれたりします。そんな気持ちになれる作品です。
いくえみ綾さんの作品に出てくる人は、しょーもないんだけど憎めなくて、人間なんてそんなもんって許せてしまう。
難しい年頃の子供を引き取って育てるって大変なのに、付かず離れずの心地よい距離感を保ちつつ、ちゃんと見てるっていう、マキオちゃんの存在がとても素敵です。
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