さしみ醤油さんの投稿一覧

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1 - 7件目/全7件
  1. 評価:4.000 4.0

    絵は綺麗で読みやすいです

    夫の不倫を疑う妻。真相を掴もうと動き出すまでは良いものの、本編とは無関係な脱線話しと、煮えきらない夫の態度、辟易させられます。
    絵は綺麗で読みやすく、粗いストーリーを補ってあまりあります。

    • 0
  2. 評価:5.000 5.0

    丁寧な心理描写

    作家がいかに登場人物達の気持ちを丁寧に描こうとしているかが伝わってきます。それだけに、登場人物達がどのような成長を遂げていくのかを、見届けたかったという思いが強まるばかりです。とても残念でなりません。

    • 0
  3. 評価:5.000 5.0

    大人の女と少女の恋の狭間を行ったり来たり

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    不倫クズ夫との未来に悲観した主人公。唯一の心の支えだった初恋の人の訃報まで聞き、いよいよ絶望も極まるところに、聴いたことのある曲が。
    それは、初恋のあの人が歌ってくれた、二人のためのオリジナルソング。
    街頭ビジョンの中でその曲を歌うのは、初恋の人と瓜二つの若い男性。え? 彼は亡くなったのでは?
    でも年齢を考えれば別人であることは明白。

    運命に導かれるように、急接近する二人。愛は年齢や立場を乗り越えることができるのか。そしてクズ夫との関係はどうなるのか。

    大人の恋の世界を堪能しながらも、少女マンガのような純粋な気持ちにさせられる作品です。今後の展開をドキドキ、そしてキュンキュンしながら楽しみにしています。

    • 3
  4. 評価:5.000 5.0

    あるべき家族の形とは

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    家族とはいえ、他人であって自分ではない。
    自分が思い描くあるべき家族の形に執着しても、それを他の家族も望んでいるかといえば、そうでないこともある。
    結果、望まない家族の形を押し付けられる側には、不信感と不満が蓄積していく。まさに「家族ガチャ」に外れたと感じる。
    一方、押し付ける側も、それを受け入れてもらえないことで「家族ガチャ」に外れたと感じる。
    逆説的に考えれば、押し付けず、相手の心に寄り添い、寛容に歩み寄ろうとするこで、「家族ガチャの当たり」は作り出せるということかもしれない。
    ホストやパパ活など、物語冒頭は流行のテーマに便乗したような展開ではありつつ、読み進めていくとわかる、主人公とその家族の心の動きは、現代のあるべき家族の形とは何か、と読者に問いかけいるようにも思える。
    親として、夫として妻として、そして子としても、それぞれの立場から考えながら楽しめる作品として、続きの展開への期待大。

    • 1
  5. 評価:5.000 5.0

    悪いのは他人。清々しいほどの他責女登場。

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    自分の気分が悪いのも、自分が仕事で失敗するのも、すべては他人が悪い。だってワタシは悪くないのだから。
    結果、周囲が迷惑を被っても、知らん顔。だってワタシは悪くないのだから。

    無理矢理な自分擁護で他人に責任を押し付けながら、我が道を行く主人公には、原作者の他作品「ワタシってサバサバしてるから」の主人公と同様に、憎らしくもありつつ清々しさすら感じます。

    行く先々で敵をつくりながら、彼女がそれをどう乗り越えていくのか、それとも転落していくのか、今後の展開に期待が膨らむ作品です。

    ややもすると重く説教臭くなりがちなテーマを、主人公以外のキャラクターが人格者だったり、ストーリーがコメディタッチだったりと、楽しく読ませる構成とする手法はこの原作者ならでは。さすがの名人芸の域に達しているのではないでしょうか。

    • 13
  6. 評価:5.000 5.0

    置かれた場所で咲く幸せ

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    人気作品「ワタシってサバサバしてるから」の作者コンビによる最新作。

    コミカルにデフォルメされた「サバサバ」から一転して、こちらでは地方都市で生きる女性達の、等身大の姿が描かれています。

    地域コミュニティの濃い人間関係ゆえの、狭い世界の中での逃げ場のないストレス。そして結婚の理想と現実。

    出口のないタコ壺の中にいるような彼女達が、挫折と成長を繰り返しながら、実はタコ壺だったのは環境ではなく、自分の心だったということに気づいていきます。

    冒頭の不穏な雰囲気から、「自分なりの幸せ」を見つけていくまでの主人公の心の変遷の描写がリアルで、読みがら、ときにイラッとしたり、ときに共感しつつも、最後は応援している自分に気づいてしまいました。

    どんな場所でも、幸せを見つけることができる。そんな勇気と希望を感じさせてもらえます。

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