4.0
中身は違っても、ともに過酷な幼少期を生き延びた2人。
家業の暗殺を仕込まれ、さらには家族中から疎まれても、凛として愛情深いヒロイン、鷹十里。
寄るべなさと美しさゆえに狙われ続け、ヒロインを一途に慕い、色仕掛けも殺しも冷酷にこなすようになった少年、雷火。
中世日本の裏社会設定で可能なオイシイ要素を詰め込んだ感じ。
脇役がどれもキャラ立ちして魅力的なのもいいし、
軽めの画とセリフながら、権力闘争や底辺層の悲惨さなどもそれなりに筋が通った描写なので、薄っぺらくなく、気持ちよく世界観に入れます。
裏切ったりまた一緒に戦ったり、敵味方が固定しないで色々思惑が入り乱れるのも読ませどころかと。
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年年百暗殺恋歌