4.0
途中〜最新13話まで面白さが加速します。
作画担当さんの単独作品が面白かったので、その流れで最新話まで読みました。
この作品の好き嫌いの別れ目は、
主人公のヲタっぷりを受け入れられるかどうか。に尽きると個人的には思います。
以下は要約と感想です。
まず、生涯同人活動に生きたアラサーヲタ女子が”六恋”という乙女ゲームの中の悪徳令嬢として転生するところから始まります。
“六恋”の攻略キャラたち=6つの国の王子たち&従者たち。
イケメン達は小出しなので判別で混乱する事はなく、主人公の推し&婚約者であるリヒト様ですら、ヲタ妄想での登場の方が多い序盤。
主人公の願いは、婚約者ではなくモブとして、リヒト様を陰から愛でたい、ゲームのヒロインとのハッピーライフを見守りたい。
そのためには、修道院送りと夢展開は回避。
そんなヲタ思考の初動は、まず同志を見つける事。
早速、ヲタレーダーで探知したのは同じ熱量のヲタ女子プロ作家。秘密のガゼボで、推しグッズやヲタ談義に花を咲かせる主人公たち。
主人公の行動で、ゲームのシナリオが少しずつ変わっていきます。
まず、婚約者レティーツィアが最近自分の側にいない事にそわそわし始めるリヒト様。
そして、シナリオ通りにいかないわ、リヒト様に相手にされないわ、と苛立つヒロインマリナ。
こちらも転生者だと思われますが、腹真っ黒の完全な悪役ポジションとなっていて、レティーツィアを陥れようと画策します。
8話から10話は、ようやく主人公レティーツィアとリヒト様二人だけの回。
突然リヒト様登場に、神!!と拝む主人公、妄想からすぐ抜け出せない癖にもリヒト様はサラッと対応、妄想願望にも早速応えてあげるところも良かったです。
おそらく、今後の道を示すような重要なエピソードだと思います。
そしてこのあたりから、王子達や従者達の表情や台詞などで今後の展開を読み解く場面が増えてくるので、それに乗じてストーリーの面白さも加速しているように感じました。
最新話の13話、腹真っ黒マリナの思惑通りいくかどうか、リヒト様と主人公の関係にどう響くか、いいところで一巻が終わったので、続きの配信が楽しみです。
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悪役令嬢は『萌え』を浴びるほど摂取したい!