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清子さん、幸せになってほしい
元華族伊知地家の長女清子は、心根の優しい娘だが、顔に痣があることから、家では、家族より虐げられていた。そこに、妹優子に舞い込んだ財閥岩倉家からの縁談。しかし、お相手の長男朔弥は、美男子ながら目が見えない。それを理由に嫁ぐ事を嫌がる優子の代わりに、清子が、この縁談を受ける事になる。しかし、岩倉家に見合いに向かった清子に、朔弥は、長時間待たせた上に、こともなげに縁談を断り、追い返す。雪の中、彷徨う清子は、倒れる寸前で、朔弥の世話係瀧川の図らいで、岩倉家に身を寄せる事になる。いつしか、清子の人となりに、朔弥は、心を許し、学校には行かせて貰っていなかった清子は、養安時の奥方和津に一通りの教育は、受けていたおかげで、朔弥を支える。さぁ、これからの苦難、2人は、どう支え合って行くのか、楽しみだ。
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朧の花嫁~かりそめの婚約は、青く、甘く~