5.0
寄り添うということを考えました
ニートな兄と妹の日常を描いています。ひたすら何もしません。本当に普通の日々を綴っています。
それだけだと、はたらけっ!って思うかもしれません。でも、2人は、仲良く、楽しく、過ごしているのです。
それを見るだけでもほのぼのしますが、周りの友達、ご近所さん、家族が、いいのです。温かいのです。2人を、そのままでみているのです。アドバイスとかしない。ありのままの2人と仲良くやっているのです。家族の、母の見守り感や、父のいいところを見る優しさは、すごいなぁと思います。
今、いろんな理由で、外に出られない人は多くいます。はたらけっ!というのは簡単ですが、受け止めよう、というのはなかなか聞きません。そういう意味で、元気な者が元気な者が働いて、はたらけない人には寄り添って、働けるまで待ったり、働ける機関を見つけたりと、なんらかの手助けが必要なんじゃないかな。
綺麗事かもしれませんが、そんなことを考えさせられました。そして、仕事で嫌なことがあっても、この作品を読むと、大丈夫!と穏やかな気持ちになれました。
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働かないふたり