4.0
両親を殺されて以来、雨の日限定で、人の背後に「殺_人の履歴」が見える能力を身につけてしまった主人公の少年と、殺_人者の肉を食べて生きている謎の少女の、変則バディー漫画。
展開はスピーディーでスリリング、没入感はなかなか高い。
面白いのは、二人の価値観や利害が、必ずしも一致してはいないところ。
少年には、両親を殺した犯人に復讐するという大義があり、ノーマルな倫理観も持ち合わせているが、少女の方は人でなしもいいところで(多分、人じゃないんだろうけど)、例えば、たくさん人を殺した人間の肉のほうが美味しいからという理由で、平気で目の前の殺_人を看過しようとする。
この二人の関係性がどう変化していくのか、弱々しい主人公がどう成長していくのかも、見どころだろう。
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天泣のキルロガー