3.0
可哀想と一括りにされる歪み
もしもこの少女たちが、時代背景や環境に関わらす、親から愛情に注がれて育てられていたら、と思いながら読みました。
特にシェリルとメアリー・ベルは実在の人物で読んでいて苦しかったです。
メアリー・ベルの物語は山岸凉子先生の作品でも読み誰にも救いがない苦しさは安武先生の作品と同じ感想でした。
悪女コゼットはレ・ミゼラブルにこんな脚色をするのかと驚きましたが、犬木先生の「アロエッテの歌」にもこれでもかと虐待のエピソードが描かれており、現実にいたコゼットのような少女はアロエッテみたいに素直に育つ方が奇跡でこのコゼットの性格や振る舞いが自然かも、と思いました。
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かわいそうな子供~少女殺人鬼・被虐待児・児童婚~