5.0
人は見た目よりも中身が大切‼️
元華族の娘とやり手の御曹司朔弥のお話
時は明治かな?
まだ西洋文化に慣れない日本で、洋装と和装が入り交じってる時代ですね。
皆さんのレビューで大体のお話は分かると思うので、私からは見処を…というより私の主観的な楽しみかた(*´□`)ノ
まず絵が美しい‼️
そして描写がとても細かいです。
背景も森からお屋敷の様子、この時代ならではの馬車や荷車、鉱山や火災後の情景から炭鉱の中の描写までホントによく描かれてます。
そして目の見えない朔弥の感じとる五感や音の雰囲気まで見えるように描かれてます。
そして主人公の清子の着物の柄がもぉなんとも目を惹きます💕
昼間の訪問着から帯の絵柄
夜の浴衣の柄(こちらは花柄が多いのですが)
そして出かける場所や、洋装和装それぞれにその都度きちんと合わせている髪型‼️私自身はミディアムボブなので出来ませんが、真似したくなる要素満載です✨
ってどこ見て楽しんでるんだ?って思われるかもしれませんが、冒頭部分以外はほぼモノクロなのにも関わらず、カラーの作品を読んでいるかのような美しさです‼️ホントに是非カラーも見てみたい💕けど、清子の痣を思うと、全編カラーはちょっと辛くなるのかも…
お話も更新される度に初めから読み返してしまう(というより読みたくなってしまう)くらい引き込まれるし、何より清子の成長や新しい発見が多い作品です。
この時代ならではの蔑視表現(家柄、容姿、障害、外国人など)もありますが、一つ一つ乗り越えながら人を恨まず、羨まず、筋のとおった清子の姿、そして話が進むほどに家庭的でありながら頭もよく、学びを活かす聡明さが出てくるので、読んでいて憧れすら抱きます。
こんな女性になれたら絶対モテます‼️
それに気づける人、気づけない人の差まで見えてきます✨
とにかくこの作品…大好きです‼️
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