5.0
人が人に寄り添うことの素晴らしさを、日常の食事を中心に丁寧に描いている秀作で、とても心が暖かくなります。
お母さんが癌になったり、主人公の律くんが自分だけが養子であることを高3になってから初めて知る、など試練が描かれているのですが、重くなりすぎずに各エピソードがハッピーエンドでまとめられているので読後は心が晴れ晴れとします。
登場人物の心の成長を美しく描くのが上手な作者さんですね。
-
0
銀のスプーン