5.0
面白かった
この漫画家さんの「彼方へ」を読んで気に入り、この作品も読んでみました。
これも面白かったです。
これからこの漫画家さんの作品を全部読んでみます。
当たり外れがなさそう・・・
- 0
4605位 ?
この漫画家さんの「彼方へ」を読んで気に入り、この作品も読んでみました。
これも面白かったです。
これからこの漫画家さんの作品を全部読んでみます。
当たり外れがなさそう・・・
この漫画家さんの満田で一番好きな漫画。
科学的な設定と心理描写が秀逸。
この秘密シリーズは全編揃えたい。
この漫画家さんの漫画で一番面白かった漫画。
人の頭の中を覗くという倫理的問題の描写と心理描写が秀逸。
私はSFファンタジー系の漫画は大好きなのだが、この漫画家さんのSFファンタジー系漫画は、体を欠損させたり人間関係がドロドロしていたりして、辛くてとてもついていけなかったが、この「秘密」シリーズは私でも面白く読めた。
秘密シリーズは全部買って揃えたいと思う。
科学的な知識と理論に基づいて構築され、それに感情を絡め、生命の夢と希望を託したSFファンタジー。SF/ファンタジーのファンとしてはとても嬉しい。SF的な設定が楽しめるうえ、感情が揺さぶられ、その壮大さに圧倒され感動する。
粗筋:
地球が隕石で滅びる時、宇宙に逃げたごく少数の人類の中に、突然変異で生まれた超長寿の新人類ソウイチロウがいた。そして生き残った人類が宇宙ステーション「コクーン」で暮らすうち、光合成をする植物タイプの短命なダフネ―達も、突然変異で人類から生まれた。
動物と植物の遺伝子を兼ね備えたダフネ―達だが、繁殖能力がなく短命で、皆10代半ば過ぎで死ぬ。それなのに、繁殖能力がないのに、「お母さんになりたかった」ダフネ―の少女ジジ。
やがて時が経ち、ソウイチロウの長命の子孫ネオニティ達が、ダフネ―「ジジ」の細胞を携えて宇宙へ飛び立つ。数百年かけて宇宙船で旅をして別の惑星に命の種をまき、数十億年かけて生命体へと進化させるために。そうすることで、地球を失った旧人類に希望と夢を与えるために。その別の惑星の生命の母親になるジジの細胞を携えて。
死が間近に迫っているのに、「ジジは惑星のお母さんになるんだね!」と前向きにとらえて喜ぶジジが愛おしい。
昔1980年代に制作された米国のTV番組「新スタートレック」(スタートレックTNG)では、遥か昔地球に命の種をまいた異星人の種族がまだ生きていて、こう言った。「我々は(ひとりぼっちで)寂しかった。(We were all alone.だったかな?)数千年宇宙を旅しても、どこにも我々のような命には出会わなかった。(だから宇宙のあちこちに種まきをやった) 」
今度は、この漫画で「滅びた地球から宇宙に種まきをしに旅立つ」。
生命の夢と希望を託した壮大な宇宙と進化のファンタジー。
この作者さん、オカルト・ファンタジー系の漫画家さんだったなぁと思いながら、
5話の「不思議な森のマンドラゴラ」まで読みました。
ちょっとオカルト系の怖い話かと思ったら、
純愛風でした。
最後はハッピーエンドで、読後感は良かったです。
絵は昔風ですが、ちゃんと人物の描き分けもできていてうまいです。
髪型だけで登場人物を区別させている漫画家さんが多いですが、
この漫画家さんは、たとえ髪型が同じキャラが2人いても、違いがわかります。
ヒロインはなぜ魔法を使えないのか。妖魔退治の家系のヒーローになぜ妖魔退治の力がないのか。
白魔女、黒魔女の違いとは?
最初はヒロインの言動があまりに「単純バカ」なので辟易しましたが、謎解きに引かれて読んでいくうちに、ヒロインの言動も普通レベルに収まるようになってヒロインに好意が持てるようになり、途中から心地良く読めました。
この漫画家さんの作品を読むのは二回目だけど、
キャラ設定が、
途中からいつも読者の予想とは
正反対の展開をするのかな。
その意外性と全体的な暖かさで感動する。
良い作品でした。
この漫画、もしかして、アンドロイドと人間のイメージが逆かな・・・
と思っていたら、やはりそうでした。
最も長生きしているアンドロイドは辛かった。
好きになった人間が年を取って次々に死ぬのに、
自分はしねない。
死者の記憶だけが残って、アンドロイドを苦しめる。
何度アンドロイドの機能が停止しても、
人間はアンドロイドを治して再起動させ、
次の人間のためにアンドロイドを奉仕させる。
でも、この漫画のアンドロイドは、
最後は大好きな人間と一緒に年を重ねていくことができた。
まるで人間のような望みと選択のハッピーエンド。
人間になりたかったアンドロイドを描いた映画
「アンドリューNDR 114」(原題;Bicentennial Man。直訳:200年生きた男)を思い出しました。
(ロビン・ウィリアムズ主演。)
このアンドロイド、アンドリューNDR114は、
人間になりたくて、
アンドロイドの外観を人間の外観に変え、
人間の女性を好きになって、
人間になったことを証明するために、
人間と同じように死ぬことを選択したのでした。
人間と同じように死ぬことで人間になったつもりになる・・・
この辺が人間じゃないなぁ…と思うんですけどね。(笑)
本当の人間なら、
辛いことはなるべく忘れたがり、
楽しいことを考え、
死の恐怖で生きることにしがみつくでしょうから。
アンドロイドには死の恐怖が組み込まれてなかったので、
死の恐怖がなく、死ぬことが怖くなかった。
・・・といえば身も蓋もないですけど。
それでも、アンドロイドが
人間の生命や人生に対する価値観で
アンドロイド人生を生き、
厳かな死を選んだことで、
漫画の読者や視聴者は
心の底から揺り動かされて感動してしまうのです。
この漫画もそう。
優しい雰囲気のなか、話が進みます。
アンドロイドも人間も優しいです。
素敵な漫画でした。
課金して良かったです。(笑)
アーサー・クエントン卿って誰だっけ?
しばらく思い出せなかった。
何せ45年ぶりだから。
読んで、
ああ、エドガーをモデルにランプトンという絵を描いた画家さんだと思い出した。
私達はエドガーと同じ年齢だった少女の頃に、
漫画「ポーの一族」に出会った。
そしてメリーベルに出会った少年が、
数十年の年月を経て老年になって
メリーベルに再会したように、
数十年の年月を経て、
私達はまたエドガーに会えた。
永遠に変わらないエドガーの周りで
年老いていく普通の人間のリデルやオービン。
昔少女だった読者も、まさにリデルやオービンと同じ体験をしているかのよう。
まさか読者が漫画の脇役と同じ体験をするとは・・・・
年月を経て、
自分達は年老いて、少女は老女になったのに、
エドガーは、昔少女が憧れた「永遠に若い少年」の姿で、
また私達の前に現れてくれたのだから。
昔の抒情的で繊細な絵柄は変わってしまったけど、
中年/老年になった往年の少女の私達に、
またエドガーやアランに会うチャンスをくださって、
モー様、本当にありがとうございます。
話を展開させながら、
アイヌ語やアイヌの風習がふんだんに盛り込まれている。
それが面白かった。
ヒロインのアイヌの少女はとても可愛い。
最後に主役の男性とゴールインするのかな。
楽しみです。
ハッピーエンドになりますように!
設定により、一部のジャンルや作品が非表示になっています
魔法にかかった新学期