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作品レビュー
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1 - 4件目/全4件

  1. 評価:5.000 5.0

    この五年の最高傑作

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    本当に硬派な作家性が感じられました。次回作も非常に楽しみです。

    テーマは違えど、天童荒太の「永遠の仔」に匹敵するような、深い問いかけと巧みなストーリーテリング。

    物語後半に問いかけられているものは、日本社会と近代司法の暗黒面ですが。バランス良い問いかけがありました。

    勧善懲悪でものを見る年代の子には、読解が難しい漫画だと思うのですが、ひさびさにブログで長文感想と考察をかきたくなる、刺激ある快作。

    痛みに満ちた作品ではあります。忘却と罪業ー人格的同一が失われた主体に許しはあるか。更生や許しにとどまらない射程の広さと深さに驚きます。

    最後の方の一ノ瀬が恋愛方向に振れるのだけは、やや違和感がありましたが...汗

    • 1
  2. 評価:5.000 5.0

    テンポが良いし、上質な世界観

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    冬目景は「羊の唄」が大好きでそこから入り込んだんですが。初期作から一貫している、和や大正、奥手な女性の恋愛模様といったモチーフが、どんどん磨かれてますね。

    「幻影博覧会」が一つの頂点かと思いきや、本作はさらに良いなあ。文化系の心をくすぐりまくる古本の世界。

    対人関係が苦手なツグミちゃんの成長具合も、非常にテンポ良く描写できてて、間延びした感じがなく。三姉妹にしたことで、個性が違う三人の挿話が入るわけですが、これがうまく噛みあってますね。

    楽しみに読み続けたいです。

    • 0
  3. 評価:5.000 5.0

    繰り返される関係性のリフレイン

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    ストーリーの整理が見事。
    繊細で抒情的な世界観のなかで悲劇はすすむ。
    関係性を切らねば生きられない切なさ。
    それでも残る未練や希望と、奮闘。
    胸は痛む。涙なしに読めないページもある。

    でも閉じた未来のなか、なお幸福はあった、と。
    そんなことを、衝撃のラストで悟らされる。

    エピローグで、登場人物を置き去りにしないのは、作者のやさしさを感じた。

    凛として哲学のある千砂。
    深く強い愛を持つ八重樫。
    ふたりが不幸になりきらないエンドでよかった。

    • 0
  4. 評価:5.000 5.0

    よくまとまってる!

    せきやさんはバンビーノを読んでファンになったんですが、あの迫力ある絵柄、アクションだとすごい映えますね!

    ストーリーもスッキリまとまり、主題も良かったです。絵を楽しみながら、読後の爽快感と余韻に浸っています。よかった!

    • 0
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