5.0
英国ぐらし奮闘譚
意外な展開でした。てっきり、不遇の身の上から、素敵な紳士に迎えられて的な話かな、と思えば。
日本人に厳しかった戦後の英国事情を直視し、そこで母の教えてくれた料理を通じて、成長してゆく女の子の話みたいですね。
そんなわけで、読後感はけして甘い話ばかりじゃないですが、人情暖かで、主人公の芯がつよく自立したとこもよいから、星5つ。また読みます。
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34632位 ?
意外な展開でした。てっきり、不遇の身の上から、素敵な紳士に迎えられて的な話かな、と思えば。
日本人に厳しかった戦後の英国事情を直視し、そこで母の教えてくれた料理を通じて、成長してゆく女の子の話みたいですね。
そんなわけで、読後感はけして甘い話ばかりじゃないですが、人情暖かで、主人公の芯がつよく自立したとこもよいから、星5つ。また読みます。
冬目景は「羊の唄」が大好きでそこから入り込んだんですが。初期作から一貫している、和や大正、奥手な女性の恋愛模様といったモチーフが、どんどん磨かれてますね。
「幻影博覧会」が一つの頂点かと思いきや、本作はさらに良いなあ。文化系の心をくすぐりまくる古本の世界。
対人関係が苦手なツグミちゃんの成長具合も、非常にテンポ良く描写できてて、間延びした感じがなく。三姉妹にしたことで、個性が違う三人の挿話が入るわけですが、これがうまく噛みあってますね。
楽しみに読み続けたいです。
ストーリーの整理が見事。
繊細で抒情的な世界観のなかで悲劇はすすむ。
関係性を切らねば生きられない切なさ。
それでも残る未練や希望と、奮闘。
胸は痛む。涙なしに読めないページもある。
でも閉じた未来のなか、なお幸福はあった、と。
そんなことを、衝撃のラストで悟らされる。
エピローグで、登場人物を置き去りにしないのは、作者のやさしさを感じた。
凛として哲学のある千砂。
深く強い愛を持つ八重樫。
ふたりが不幸になりきらないエンドでよかった。
せきやさんはバンビーノを読んでファンになったんですが、あの迫力ある絵柄、アクションだとすごい映えますね!
ストーリーもスッキリまとまり、主題も良かったです。絵を楽しみながら、読後の爽快感と余韻に浸っています。よかった!
本当に硬派な作家性が感じられました。次回作も非常に楽しみです。
テーマは違えど、天童荒太の「永遠の仔」に匹敵するような、深い問いかけと巧みなストーリーテリング。
物語後半に問いかけられているものは、日本社会と近代司法の暗黒面ですが。バランス良い問いかけがありました。
勧善懲悪でものを見る年代の子には、読解が難しい漫画だと思うのですが、ひさびさにブログで長文感想と考察をかきたくなる、刺激ある快作。
痛みに満ちた作品ではあります。忘却と罪業ー人格的同一が失われた主体に許しはあるか。更生や許しにとどまらない射程の広さと深さに驚きます。
最後の方の一ノ瀬が恋愛方向に振れるのだけは、やや違和感がありましたが...汗
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英国貴族と江戸レシピ