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自分が悪かったと謝れる毒親...
自分が悪かったと謝れるのですね。私の実の父親も義父も家族を所有物だと思っている毒親です。毒親は自分が悪かったなんて微塵も思えず謝れない人間だと思っているのですが、このような漫画を見ると希望が持てますね。。。
連絡を断つことで毒親から離れていましたが、子育てをする中でやはり父のことは考えてしまい、いろんな心療内科の本やサイトや動画を見ました。当時、自分が辛かった怖かった、本当にして欲しかったこと、かけて欲しかった言葉、当時の自分に今の自分がわかってあげて、過去の自分を癒やしてあげることだという結論に辿り着きました。実の父親については次に会う時は葬儀だと死んでくれとばかり思っていましたが、実際に数年ぶりに連絡が来ると嬉しく、自分は半分は家族として父親として大切に思っていたと思い知らされました。子供っていうのはどんな親でも大切に思わざるを得ないよう脳にプログラムされているんだなと思いました。
義父はモラハラが酷く年末に些細な諍いがあったのですが、毎回向こうは全く謝らず、なかったことにして次を迎えるというのが毎回です。義母がいつも周りに謝って気を配って人間関係を繋ぎ止めています。しかし「本意ではないが謝ってくれ」と言われ続けるのにもいい加減嫌気が差し、着信拒否、LINEも無視して閉ざすことにしました。でもこれも私が実の父親との確執というか、自分の過去の暗い気持ちを癒し切って、関係性を修復することができたら、きっとこちらも良い方向に向かうような気がしています。
毒親とは謝れない、謝らない生き物です。それは絶対世代間連鎖させてはいけないものです。主人公はなんだか弟を見ているようで、少し心が傷みました。彼が幸せであってくれることを、心から祈るばかりです。
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ハリのある人生