4.0
連れ子の立場の私が読んでみました。
私は現在40代前半で、小学5年生から、このお話のプリ子さんの立場とほぼ同じ立ち位置の母を見てきました。
生物学上の父親は、このプリ彦そっくりです。
ここまですんなりと行くなんてある意味御伽噺よね、なんて意見も散見されますが、割とうちの母は、このプリ子さんの流れに近かったと思います。
違うのは、再婚相手はこんなにイケメン・高スペックではないこと笑、連れ子の私が思春期を迎えていたことです。
読んでて思ったのは、プリ美ちゃんがまだ小さくて良かったなぁということでした。
これ、もうある程度自我が出てきたり以上の年齢だと、どんなにイケメンで素敵な人でもきついです。
母にとっては愛する人・理解してくれる人でも、連れ子にとっては、相手の男性を理解出来るまでは、やっぱり他人のおっさんなんです。女の子の子どもであればなおさら。
そして、実母の女の部分って、子どもは見たくないんです。やっぱり母であってほしいというか。
実の異性の両親を誰かのせいで失うというのは、物事が判る・解る年頃には相当なダメージを与えます。
ストーリーは綺麗に納まりましたが、このあと二人の実子が大きくなったとき、ケイキさんは今のままで本当に居られるでしょうか?
まぁケイキさんなら大丈夫なのかなぁとは思うのですが…。
プリ子さんにとってはハッピーエンド、でもこの先成長したプリ美ちゃんは大丈夫かな?と、ふと心配になりました。
とても良い人のうちの継父にさえ、私は反発した時期がありました。それくらい子供にとって実親の離婚って大きな影を落とすので……。
どうかふたりには、プリ美ちゃんには、ケイキさんとは血が繋がってないことを、悟られないようにしてほしいなぁ。まだだいぶ小さいからそれも可能だよなぁ…と、ハッピーエンドの先をつい案じてしまいました……。
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