Sayuki-Miyukiさんの投稿一覧

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評価1 9% 3
11 - 20件目/全23件
  1. 評価:5.000 5.0

    思わぬ展開に度肝を抜かれ、惹き込まれる

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    母娘共々思わずハマってしまった『かぐや様は告らせたい』の作者の方が原作を担当していると知り興味が湧きましたが、別の方がおっしゃるのと同じように、私も
    「んん~(1巻の)表紙の絵、好みじゃないんだよなぁ…」
    と思いました。
    また【推し】という単語が出てきた時点で「あーまたお約束のアイドル萌え萌え〜(古いな…)な感じ?」と偏見もありました。
    ……が、いざ読んでみると、凄い。深い。
    登場人物の関係性の複雑さや衝撃のエピソードの連続に、読み進めずにいられなくなりました。
    萌え萌えなんて…とんでもなかったです。
    考えさせられたり、せつなくなったり(事実をモチーフにしたであろうエピソードもあり、現実はかなり酷く悲しい出来事だったので、もしこの漫画のような展開であったなら…と思わずにいられなくなりました)、惹き込まれたり、とにかくもう目まぐるしく展開されるストーリーに釘付けになります。
    前述の通り、いくつか「あぁこれあの事件を基にしてるんだろうな」とか「あー実際に売れたあの作品の作者も、今はあまり見ないあの訳者もあんな感じなんだろうか」とか考えさせられる内容もいくつかあるので、どこか現実とクロスオーバーさせてしまいそうなくらい味わい深い作品だと思います。
    また、タイトルの「【推しの子】」にも、ダブルミーニングどころか、たくさんの意味合いを含んでるんだなぁと思わせるストーリー展開なので、これもまた面白いです。
    それにしても…「告らせたい」然り、「【推しの子】」然り、読ませる作品をどんどん生みだしていく赤坂アカ先生って凄いわ…と思わずにいられません。

    • 1
  2. 評価:5.000 5.0

    これは良いスピンオフ!!

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    このスピンオフ、めちゃくちゃ好きです。
    本編に一気に読んでしまうほどハマり、読み終えてしまい寂しくなっていたところにこちらを見始め、こちらも一気に読む勢いで読んでます。
    原作プレイバックが毎回ついていて、別の視点での話の流れから「そうそう、本編でこのエピソードあったよね!」と見返せるのがまた斬新。
    たとえばひとつの集まりに、沢山の人がいるわけですよね。学校のクラスでも職場でも、どこでも。だけど大体誰かひとりが主人公で、その視点でストーリーは進むわけで(当たり前ですが)。
    この漫画を読むと、そうだね、同じ出来事一つとっても人一人ひとりに別の視点や別の立場があって、それぞれの焦点で人生が進むのよね、なんて妙なことを考えずにいられませんでした。
    なので私はこのスピンオフ大好きです!
    こちらを「売れると便乗が…」とのコメントもありましたが、いやいや、同人版がどうこう…とやらの便乗具合の方が私にはしんどかったですね……かぐや様本編はあからさまなエロ(脱ぐとかカラミとか)がなくても時々ドキッとするような発言やエピソードがあるのが魅力的なのに、それをぶっ壊す同人版の方が便乗臭くてきつかったです(好きな人すみません…)。

    • 5
  3. 評価:5.000 5.0

    旦那もなかなかのクズだけど、もっと…

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    なかなかのクズが最後に出てきますね。
    既婚の身でありながら、女の一番いい時を10年間奪うとかありえないんですけども。
    でも、旦那のクズ加減と相手の女のき違い加減が凄すぎて、最後のクズが霞むのが凄い。
    しかもクズ旦那も実は当て馬…というあまり他では見ない物凄い展開に、思わず最後まで読破してしまいました。
    クズ旦那の妻(爽子さん)、ラスクズの妻(曜子さん)…なんで奥様ばっかりが辛い目にあわなきゃならないんだ…?と途中やたらとイライラモヤモヤしました。
    終盤………ああ、爽子さん優しすぎるよ。私ならそのままお逝きなさいってなります。
    諸悪の根源のクズオブクズはあの女ですからね。
    これ、結構しんとい展開続きで真弓先輩と赤羽さんとミキちゃん夫妻がいなければ読み進められなかったなぁ。
    この三人がとても好きです。

    • 2
  4. 評価:5.000 5.0

    生きてさえいれば

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    生きてさえいれば、何とかなるんだ。

    それを毎回教えてくれるのが、この宮本姉妹のコミックスです。
    さらっと可愛い絵で、コミカルに描ききっていますが、実際に起きたら、だいぶしんどくてストレスも溜まっただろうし、気持ち的にギリキリだったと思います。
    また、タイトルの『夫が自殺したので〜』、今回はいらないんじゃないのかな?と思いながら読んでいたのですが、そこかしこに、前回の作品(自殺遺族になっちゃった!?)の際に体験したトラウマがちらちらと顔を出すわけです。
    そんな中での、こんな重たい出来事。
    ぺるみさん自身にどれだけの精神的負担があったことでしょうか。
    それを思うと、彼女はかなり頑張ったんだなぁ、だからラスト、運も引き寄せたんだね、と言える読後感でした。
    ぺるみさんだって、何度も逃げたくなったと思います。
    けれども、身近な人が逃げるようにこの世を去った(※あくまでも彼女の旦那に対しての表現です)悲しみや辛さ、苦しみを一番知っていたからこそ、彼女は相当頑張ったんだな、と思いました。

    また、自殺遺族〜もこの作品も、難しいテーマを解りやすく描いていて、その後ろにある大きなテーマ『生きてさえいれば何とか出来る』をコミカルに、でも切実に、伝えてくれるのがいいですね。
    宮本姉妹の作品が、とても好きです。

    • 0
  5. 評価:4.000 4.0

    連れ子の立場の私が読んでみました。

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    私は現在40代前半で、小学5年生から、このお話のプリ子さんの立場とほぼ同じ立ち位置の母を見てきました。
    生物学上の父親は、このプリ彦そっくりです。
    ここまですんなりと行くなんてある意味御伽噺よね、なんて意見も散見されますが、割とうちの母は、このプリ子さんの流れに近かったと思います。
    違うのは、再婚相手はこんなにイケメン・高スペックではないこと笑、連れ子の私が思春期を迎えていたことです。
    読んでて思ったのは、プリ美ちゃんがまだ小さくて良かったなぁということでした。
    これ、もうある程度自我が出てきたり以上の年齢だと、どんなにイケメンで素敵な人でもきついです。
    母にとっては愛する人・理解してくれる人でも、連れ子にとっては、相手の男性を理解出来るまでは、やっぱり他人のおっさんなんです。女の子の子どもであればなおさら。
    そして、実母の女の部分って、子どもは見たくないんです。やっぱり母であってほしいというか。
    実の異性の両親を誰かのせいで失うというのは、物事が判る・解る年頃には相当なダメージを与えます。
    ストーリーは綺麗に納まりましたが、このあと二人の実子が大きくなったとき、ケイキさんは今のままで本当に居られるでしょうか?
    まぁケイキさんなら大丈夫なのかなぁとは思うのですが…。
    プリ子さんにとってはハッピーエンド、でもこの先成長したプリ美ちゃんは大丈夫かな?と、ふと心配になりました。
    とても良い人のうちの継父にさえ、私は反発した時期がありました。それくらい子供にとって実親の離婚って大きな影を落とすので……。
    どうかふたりには、プリ美ちゃんには、ケイキさんとは血が繋がってないことを、悟られないようにしてほしいなぁ。まだだいぶ小さいからそれも可能だよなぁ…と、ハッピーエンドの先をつい案じてしまいました……。

    • 21
  6. 評価:5.000 5.0

    ……賛否両論だなぁ……

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    感想が幅広いですね。
    「助かる!」って方から「何のための漫画?試したくなるものひとつもない!!」な方まで。
    深蔵先生の漫画は『コムギくんシリーズ』といい、感想が賛〜否の振り幅が大きい気がします。

    自分は、気が向けばパンやお菓子などを作ったりするくらいには料理はします(上手いか・美味いかは別の話。)が、サキちゃんのスタイルは嫌いじゃないです。割と好きかも。
    なぜなら、私も基本的にはぐーたらだからです!!!!!
    普段はほぼ仕方なく、そしてスイッチが何かしら入ったときに気合い入れて料理するタイプなのです。
    洗い物、私も大嫌いなので気持ちが解ります…が、色々と後のことを考えるとちゃんと洗ったほうが良いかな…(汗)

    個人的には、うちに小学校低学年と未就学の姉妹がいて、その子達がお料理に興味があるので、こういう感じのからやらせてみようかな?という視点で参考になりました。
    包丁なし・レンジのみ!これってズボラさんだけじゃなく、ちょっと刃物や火を使わせるのに躊躇う年頃の子どもに料理を教える最初のステップにもってこいなんじゃ!?と思い、嬉しくなりました。

    お話も、何となく含みを持たせた…というか、後は想像にお任せ☆なプチハッピーエンドな感じが結構好きです。

    私は……深蔵先生の作品、何だかんだで好きですよ!!

    • 0
  7. 評価:5.000 5.0

    続きが気になって仕方ない作品のひとつ

    ……に、いつの間にかなっていました。

    別の作品で申し訳ないのですが、
    「セブン・エンド」同様、元々は、ちょっと気になるから見てみるかぁ〜くらいの気持ちだったんですね。
    まさかどちらの作品も、こんなに続きが出ると即読んでしまうようになるとは思いませんでした。
    亜月先生は以前りぼんで描いていらしたのは知っていた(もう既に世代から外れていた時期だったので、その頃は読んでませんが…)ので、あの先生か、と思って興味が湧きました。
    目の描き方が綺麗なので、その印象がずっとあったんです。
    絵があの頃よりさらに綺麗になっていて、何より話が面白く、読ませますね…。
    また、こう…見に覚えのありそうなトラウマをテーマにそれぞれのストーリーが組み立てられてるのも面白いです。
    嫌な目に遭ったとき、こういう風に復讐できたら、と、ちらっと思うこと、ありません?
    それを海馬先生が晴らしてくれているというか。
    またまた他作品の名前を出しますが、
    「小悪魔教師サイコ」の心春先生とはまた別のベクトルで読者のフラストレーションを晴らしてくれるような気になるというか……そんな作品です。

    • 0
  8. 評価:5.000 5.0

    読むつもり無かったのに

    絵もなんかいわゆる「厨二病」が好きそうな雰囲気で苦手だし、うーんと思いつつ、なにかのサイトでの広告が気になって気になって仕方なかったです。
    なので、試しに読んでみると………

    いやー面白い。
    どの話も、思いがけない展開になったり、ラストを迎えたりするので、読んでて続きが気になって仕方なくなります。
    苦手だったはずの絵も、このストーリーにピタッとハマって良い感じ。
    ストーリー、絵、ともに描写が細かくて、いつの間にか続きが楽しみになる漫画になってしまいました。
    ショーコちゃんが最初苦手だったのですが、彼女がいてこそなんだなぁって所々で納得します。

    食わず嫌いは良くないですね、何事も。

    • 1
  9. 評価:5.000 5.0

    こういう人間になりたいの…!!

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    ゴーヤの育て方を調べていたら、そのサイトに出てきた広告。
    めちゃコミックでも配信してるかな?と探したら……ありました!!嬉しいっ。
    初めて読んだとき、衝撃で頭を殴られたような気持ちになりました。ぼろぼろと涙が出てくるほど。
    そう!そうなの、私、白川さんみたいな人間になりたいの、なりたかったの!!
    そう叫びたくなりました。
    姫野の回を読んだときも、会社の皆から陰口叩かれる回を読んだときも、昔を思い出して、悲しくなりました。
    白川さんのように生きたかった。
    だから、これからは、
    私はこれから、この漫画をバイブルにして生きていこうと思いますっ!!
    いい作品に出会えた〜♡
    めちゃめちゃ嬉しくなりました。
    心が汚れそうなとき。人に心を汚されそうなとき。私はこれからこの漫画を何度も読もうと思います。
    みんな心も見た目も綺麗ならば、こんなに幸せなことはないのに、何故妬み僻み嫉みはなくならないのかな……考えさせられる作品です。

    • 26
  10. 評価:5.000 5.0

    有り得ない、そうでしょうね。だって…

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    有り得ない。こんなことないよ。甘い。くだらない。
    毎度コムギくんシリーズには上記のようなコメントがつきますね。
    でも、たとえば、ドラマの○沢□樹や花●舞みたいな社員が現実にいるでしょうか?現実味がないのに視聴してしまう、読んでしまうのは何故なのでしょうか?
    個人的には、コムギくんシリーズは斬新な新感覚お仕事ファンタジーとして読んでいます。
    現実は甘くないですよね。理不尽な、不条理な事が、たくさんありますよね。取引先や上司に悔しい・悲しい思いをさせられた人、泣き寝入りさせられた人、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
    でも人は、心のどこかで、正直で真っ直ぐな、正しく真面目な人間が、権力や立場を利用して卑怯な事をする奴らに罰を与えてくれれば!!と願っているのではないでしょうか。
    有り得ない、でも読んでます。そう続くレビューもいくつか散見されます。有り得ないからこそ、コムギくんのパン愛を通じて、嫌なヤツを結果的に正したり、思いがけず遣り込めたりという展開が、スカッとしたり、ほのぼのしたりするのではないでしょうか。
    そう、コムギくんシリーズはファンタジー。
    世の中そんなに甘くない、という辛い現実をいっとき忘れさせてくれる現代版おとぎ話だと思うのです。
    そして、このファンタジーに、このほわんとした可愛らしい絵柄が何ともマッチしているんですよね。
    私は、そのような理由で、コムギくんシリーズが好きで読み続けています。
    続編も期待してますよ、コムギくん!!

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