3.0
都合いいよな……
それぞれのキャラ設定やその心情など割かしシビアで切なく、興味深く読んでいます。
が、肝心の恋愛シーンやそこに至る過程が、やたらご都合主義で詰めが甘い。
こっちはリアルに近い恋愛ものの感覚で読んでしまってるので、こうした部分に遭遇するたび、ついガッカリ、白けてしまいます。
現在、ヒーローにフラれた直後に当て馬がヒロインかばって怪我し、ヒロインが「責任だから」って故郷までついてって介護するくだりまで読み進め、ガッカリしすぎてついレビューしてしまっています。
『責任だから』 という考えは別におかしくないとは思うんですけど、実のところ、ヒーローはヒーローでフッたくせに陰では未練たらたら ―― 『ふたりの男に争われるヒロイン』 演出したい意図が見え見えじゃないですか?
もうヒーローも当て馬も完全にヒロインを都合よくチヤホヤするための駒にしか見えなくなってきました……
そう見えるのは、つまり、ヒロインの魅力が足りないんだと思います。もうちょっとヒロインの良いところをはっきり描いてあげなきゃ、幼馴染の思い出だけで引っ張るには無理がありすぎるのでは、と感じました。
なので、評価3。それなりに面白いけど、先が気になるほどじゃないかな。
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5
私のことを憶えていますか