5.0
これは読むべき
広島に住む寛ニ・芙美子が出会う所から話は始まります。戦前の豊かな日本...でも少しづつ戦争へと向かっていく中、2人は大変な時期にも関わらず持ち前の明るさと思いやりで八百屋を営んでいきます。そして朝子・笑子という可愛い女の子が生まれます。
でも、日に日に戦争は身近になってついに8月6日を迎えてしまうのです。
これは夫婦愛だけでなく親が子を想う愛情と子が親を想う愛情の話であると共に、あの時代 空襲で家族を失って、さらに追い打ちをかけるように2発の原爆が投下された。
その日も戦争中とは言え何気ない日常があって、子供を学校へ送り出したり、親は仕事へ向かっている中、原爆が投下され一気に何十万もの命が奪われ地獄と化した。
笑子が「アメリカ、絶対に許さない」ってセリフがあったけど、当時の人たちもそんな気持ちだったんでしょうね。
読んでいて号泣しました。
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君がくれた太陽