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老中首座って内閣総理大臣のようなものと書いてあったけど、上様が総理大臣で、阿部正弘は官房長官といった感じな気がした。(天皇は今も昔も存在変わらずだし)
官房長官が総理大臣の補佐をして、他の党やメディア取材陣の前に立って対応しなくちゃならない。でも、阿部正弘は本当に聡明で、田沼意次以上の人材だったのではないかと思わせる。
現代にもこんな政治家がいたら良いのに…。
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老中首座って内閣総理大臣のようなものと書いてあったけど、上様が総理大臣で、阿部正弘は官房長官といった感じな気がした。(天皇は今も昔も存在変わらずだし)
官房長官が総理大臣の補佐をして、他の党やメディア取材陣の前に立って対応しなくちゃならない。でも、阿部正弘は本当に聡明で、田沼意次以上の人材だったのではないかと思わせる。
現代にもこんな政治家がいたら良いのに…。
今、この話を読んでいる読者の方々、
この物語の何がすごいって?
それは、よしながふみ先生が、
この『コロナ禍になる世の前』に、
江戸時代のコロリについて描かれていること。
コロリはコレラの流行、つまり史実に基づく話なわけだけど、コロナ禍を知る私たち現代人がタイムリーにこの話を読むことになるって、凄くないですか?
ドラマで話題になるのも後付になるのは当然だけど、よしなが先生は、コロナが世界で流行る前にこの話を書き上げてるんだよ!(驚)
家慶って史実でもゲスだったらやだな。。
でも水野忠邦の方が知名度あるくらいだもんね。
老中というと、田沼、松平、水野の3人は歴史の教科書に載ってる。
瀧山というと浅野ゆ●子で、
お美代の方というと沢尻エ●カが思い浮かぶ私は、大奥のストーリーが昔から好きだったんだなとしみじみ。
ここでは聡明で可愛らしい家定は、どうしても又吉が思い浮かぶけど(笑)
でも今回のコレをドラマ化すると、阿部正弘を誰がやるのか凄く気になる!!
この話を初めて単行本で読んだ時、
夫婦愛より強かった『ママ友の絆』に感動したんだよね。御台とお志賀は、ママ友を超えた親友、戦友だったんだよね。
自分にも子供同士遊ばせていたのがきっかけで仲良くなったママ友が、今では親友になっているから、なんだか感動してしまった。
原作者のよしながふみさんは、
徳川治済についての資料が全然なかったため、
じゃあ何の志もないサイコパスなモンスターにしてみようと、ここが1番フィクションが入っているみたいなんですが、
本物の治済がどんな人物なのか凄く気になって色々調べちゃいます。
孫でも治済は吉宗に似たところがない。頭の回転は凄いけど、治済が吉宗の血を引いているのが恐ろしい。
久通も同じような犯罪をおかしてたわけだけど、
志というもの、目的もなくやってのけるのは、やっぱりサイコパスだと感じる。
徳川家斉。
家光以来、この人だけ史実と同じ男性なんだけど、さすがに50人以上も子供を作った将軍てどんだけ精力旺盛なんだろうと、ギラギラな人を想像してたんだけど、この『大奥』では治済の毒親っぷりに存在が薄くなってしまう気弱な上様で、1番史実とイメージが違うキャラに描かれていたのがまたオモシロい!
大沢たかお主演の某ドラマを思い出すようなくだりで好きな部分。いつの世も研究開発に熱意を持って取り組む人々は応援したくなる。
青沼さん、田沼さまへは憧れと忠信、
源内さんへは同志としての絆、
『恋だとか愛』という枠に囚われない、
こういう関係を描けるよしなが先生は天才!
き助が婿入りした田嶋屋って、
吉宗が水野を返してあげたお信の家なんだ!!
将軍家だけでなく、商人も代々続いて繋がっていくのがよしながふみワールドのステキなところ♫
全巻読んだのに、一度読んだだけじゃ気づかなかったことが二度読んで解る(笑)
大奥
174話
第五十七回(2/3)