5.0
めちゃくちゃおもしろかった!
人生2度目ではあるけど、不屈の精神とものすごい努力がなければ成し得ないサクセスストーリーです。
以下、91話からのネタバレ含む感想です。
春馬の策略により医療ミスの濡れ衣を着せられた徹、マスコミから叩かれ、遺族から責められ…このあたりの回は読んでて辛かった。そんなどん底の徹にエイミーから「セントジョセフに行かない?」の提案、最終話まで読んで改めて思ったのは、やはりここが最高のターニングポイントでした。
空港でミホにプロポーズした場面は泣いてしまった。猿だのなんだのとやられる人種差別、白人集団の中に入ればそりゃそうなるよね。繰り返される嫌がらせにムカつきながら読んでいたけど、論文発表から怒涛の追い込みをかける徹の快進撃がこれまた痛快!
マリーからお礼にもらった理事長失脚の切り札と教授の肩書きをひっさげ、ついに大日病院に戻った徹。
春馬の父(理事長)は最後の最後までどうしようもないクズだった。全てを失い、後遺症に苦しみながらの余生はお似合いの結末です。
春馬は父親の呪縛から離れて自分の人生を生きるべきだった。明日香拉致事件は、自分の人生に疲れきって終わりにしたかった春馬が、徹の手によって自分をコロして終わりにしてほしいという願いからの行動じゃないか?と思った。
あの火傷の男性はやっぱり春馬なんだろうな。火事から逃げて生き延びていたのね。でも無期懲役のはずだけど…いいの?逃亡犯ってこと??
春馬にとっては救いのない、報われない人生だったかもしれないけど最後に徹と一緒に思い出のお酒が飲めたシーンは感慨深かった。
外伝編でやっと徹の転生の謎が解けた!
そういうことだったのね。ほんとに最終話まで面白かった〜〜!
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リターン~ある外科医の逆襲~