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江戸の人情と献身的な猫たちの心温まるお話。読むたびほっこりしたり、胸がきゅってなったり、ニタの頼もしさに助けられたり。
何より健気な猫の姿には心打たれます。
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江戸の人情と献身的な猫たちの心温まるお話。読むたびほっこりしたり、胸がきゅってなったり、ニタの頼もしさに助けられたり。
何より健気な猫の姿には心打たれます。
主人公サリフィは生贄になる運命で、つらい子ども時代を過ごしたのに、すれることなくそれを受け入れ、むしろどうすればあんなにピュアに育つのかわからないくらいピュア。
王という難しい立場のおーさまは、そんなサリフィのどこまでも純粋な優しさに孤独な心を解く場所を得ることができ、より力強く国を守っていきます。
二人にはたくさん困難が待ち受けますが、みんなそれぞれに心の傷を抱えていて、相手を受け入れ、赦し、信じ抜く二人の姿に癒され、少しずつ味方も増えていきます。
私の心も洗われました。とても素敵な作品です。
なんとなく読み始めたけど、どはまりしました。
すっごく真面目で、恋にはとことん不器用で拗らせまくりの、読んでいてじれったくなることも多々ある主人公ですが。
(入部動機はいろいろあれど)バスケ部に対する責任感が人一倍強く、影の努力を惜しまない姿が成瀬や他校の部員をも惹き付けるんだと思います。
成瀬は本当にその辺りよく見ているから、どんなに拗らせても「由希センパイ」「由希センパイ」と呼びかける姿に、もうキュンキュンが止まりません。
そんな成瀬に感化されて、少しずつ自分の気持ちを正直に伝えようと頑張る由希ちゃんにもまたキュンてなります。
壮絶な医療現場がリアルに描かれていると思います。そんな現場をさらにややこしくする権力争い。これも現実にまだあると見聞きします。
たとえば患者を助けるにはあの医師に頼めば可能性がある。手段はわかっているのにお願いするためのハードルはとても高い。
理想と現実の狭間で苦しみながらも、理想のために掟破りな行動を起こす主人公。患者になる側の立場から見ると、みんながこんな医者であればもっと最短で最適な治療にたどり着けた人もいるんだろうなと思いました。
未来の自分からの後悔が綴られた手紙を読んで、言動を選択し直していく。
誰しもそのひとつひとつが未来へ繋がっていることに気付かされます。
絵が可愛いのと、カケルを助けたい、その気持ちが嫌味なく伝わってくるので引き込まれました。
美人だけどコミュニケーションが苦手な古見さん。そんな古見さんの夢は友達100人作ること。苦手なのにそんな夢を掲げられるのは素敵だなと思いました。
個人的には、古見さんが奮起するときの「フンス!」が好きです(笑)
でも、只野くんがいてくれるからこそ古見さんも頑張れるんですよね。フツーと言いつつ、個性豊かなキャラをありのまま受け入れられる只野くんのコミュニケーション力は実はすごいと思います。
アパートに一人暮らししている幼稚園児のコタローの物語。
そんなことはありえないのだけど、コタローを優しく見守ってくれている住人たちがいて、そこまで違和感もありません。むしろそのご近所付き合いが温かく、今の時代でもあればいいなぁと思います。
でも、時々見せるコタローの子どもの顔、愛情を求めているんだろうなという言動には涙涙です。ぎゅーーーって抱きしめたあげたくなります。
住人の留守の間に他の人が暮らしている、その設定は現実世界でもありえそうだなと思いました。
キャベツが減ってたら警戒すると思うけど。。
でもヒル世界のルール?があるようなないような。そしてヒル同士の争いがあったり。でもなんでこの人はあの人を消したいと思うのか動機にいまいちひきこまれず、途中でリタイアしてしまいました。
本格的な登山経験はなく、そんな体力もありませんが、大好きな登山をおひとり様で、だんだん仲間とも行ってみたり、楽しむ主人公を見ていると山に行ってみたくなりました。
何よりご飯が美味しそうで。
でも、休み時間に筋トレしたり休みの日に道具をメンテナンスしたり、日頃から山に向かうための準備も含めての登山。簡単には行ってはいけませんね。そういうところも描かれていてよかったです。
食べている時の絵がほんと美味しそうでかわいいです。
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猫絵十兵衛 御伽草紙