4.0
幼稚とか、子供とか。
誰しもが学生時代に触れあったであろうノスタルジアにむせ返りそうなくらい懐かしさを感じながら読んでます。
子供(てか若者)の気持ちを、男女問わずこんなに丁寧に描けるなんて、作者さん天才。
ちょっと筋とはズレちゃうかもしれないけど、主人公も含めて登場人物が幼稚だ、とか言ってる人って、学生時代に自他共にこういった経験ってなかったのかな。
他の人も言ってるように、クラスメイトがすごく陰険だよね。
主人公も事あるごとに泣きそうになったり、泣いたりしてるけど、でも人が人に対する嫌がらせって、いくつになっても心のなかではみんなこんなもんじゃない?
こんな、クッソ下らないことで、陰口叩かれイヤミを言われ、泣いちゃいたくなるもんだよ。
漫画界でもあらゆる時代にテーマとして描かれ、それでも苛めは、女子の集団行動は、男子の揶揄は、なくならないし止まらない。
てことは、世の中いつになっても、幼稚な人であふれてるんだね。
強い人っていうのは、この主人公の心の移ろいとか、簡単なきっかけで苛める側にも苛められる側にも入れ替わってしまうクラスメイトの必死さとか、きっと経験ないままこられたんだね。
いいなあ。
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2
隣の席の、五十嵐くん。