5.0
とっぴでもない話だけど
シュールな題材ですが、意外にすぐ隣にある、いや自分自身がそうかもしれません。「家族とはなんぞや?」という疑問。「箱」は我々が思い描く理想的な「家族」の型、例えモザイクのようなステップファミリーでもそこに当てはめたら他人が羨むような「家族」が出来上がる。一方壊れる血の繋がりのある家族。また同じステップファミリーでも時と日常が「型」がなくとも、自然とその家族の「型」になっている。家族の誰かの強い「型」の理想は他の家族の犠牲に上に成立している。自分は一体どの「型」に属し、どの役割を演じているか? シンプル過ぎる絵で決して上手いとは言えないけれど(いや逆に見せ方が上手いんだけど)、ほんわかした空気を醸しながら心理的な怖さにエッジを聞かせてる。定期的に読みたくなるだろう作品。
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箱の男