3.0
読後感が悪い
最終話を読んでもスッキリとしない読後感の悪さは、すなわち「いじめ問題をスッキリと解決など出来ない」という後味の悪さに繋がるものなのでしょう。
悪者を一人作り上げて吊し上げようとする保護者たち自身さえもイジメっ子のようでした。しかし保護者の子供たちもまた傍観者だったり影の協力者だったりして、教室内すべての人間関係が破綻していたのがラストシーンから見て取れます。
そして最後まで影が薄い教師たち。
イジメ問題をリアルに描き出すとこうなるのかもしれませんが、読むに耐えないシーンが多く辛い作品でありました。
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娘がいじめをしていました