4.0
いろんな女性たちの幸せの形
短編集で、色んなタイプの女性たちが主人公です。皆んな恋や人生に真摯に向き合っていて、思わず応援したくなる女性たち。自分自身を分かっていたり、はたまたまだ自分を理解できていなかったり。どんなときでも前向きに進もうとしている彼女たちの中で、誰でも一人は自分を投影できるキャラクターがいるはず。他人事とは思えないお話もあり共感できました。
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短編集で、色んなタイプの女性たちが主人公です。皆んな恋や人生に真摯に向き合っていて、思わず応援したくなる女性たち。自分自身を分かっていたり、はたまたまだ自分を理解できていなかったり。どんなときでも前向きに進もうとしている彼女たちの中で、誰でも一人は自分を投影できるキャラクターがいるはず。他人事とは思えないお話もあり共感できました。
街のヤンキーさえ一目おくガタイの猛男くんと、小柄で可愛らしい大和ちゃんの、可愛らしくも麗しい恋物語です。
2人とも世間ズレしていない今時珍しいくらいのピュアな子たち。その2人の間で冷静に仲立ちしてあげる親友の砂川くんもいい味出してます。
自分も若い頃、こんな純愛をしてみたかったと中年になった私は羨ましく思います。
食べるものは身体だけでなく心にまで影響を及ぼすのかもしれない。医食同源、身土不二というけど難しく考えずに、身体が欲する食べ物を的確に身体に与えるのが薬膳なんだろうなぁ。麦巻さんが薬膳の知識を得て、季節に合わせた食材を食べる事により、身も心も前向きになっていく様がほっこりと描かれています。
80歳代のばあやが薬で若返り過ぎて、小学生の姿になりつつも中身はばあやのままで、ぼっちゃんのために家事に勤しむ、という設定は面白いのだけど、どこか不穏な空気を感じてしまうのは私だけでしょうか。まだ冒頭部分しか読んでいないため今後の展開がどうなるのか分かりませんが、何となく少々不快になってしまいました。まだ20代くらいに若返ったのならぼっちゃんとのまともな恋物語でも想像できるんだけど。
東京から離島に移住した都会っ子の半田くんが、お年寄りから幼児までの濃密な人間関係と大自然に抱かれて、書道家としても人としても成長していく姿が微笑ましい。
特にお年寄りたちとの触れ合いの中で死という別れがあったり、個人的にもグッとくるものがありました。
凄まじい汚部屋には頓着せず、自分を身綺麗にし、娘を東大に入れる事には恐ろしいほどの執着心を持つ毒母。この壮絶な環境でコツコツ勉強して実際に東大に合格する娘はすごいけど痛ましい。なぜ母親はそこまで東大にこだわるのか。そしてこんなに心を病んでしまったのは何故なのか。読み進めるうちに可哀想というより恐怖心さえ浮かんできました。
総合診療科とは一般的にあるのでしょうか。まさに「なんでも看られるお医者さん」。
でもこんな先生こそ地方医療に関わって欲しいな。都会ならいくらでも病院はあるけど、地方では総合病院か一軒か、もしくは隣市まで行かなければならないところもある。
なんでも診察できる先生が地方医療機関にいたらどんなにいいだろうかと思った。
ラストまで読みましたが、最後まで登場人物たちが皆んな魅力的でした。基本的に心底嫌な人は出てきません。みんなどこか素直になり切れない不器用さを併せ持つ大人ばかり。一番素直になれないのは雪乃さんかな。他人に遠慮しがちで自分を後回しにしがちな彼女が最後に手に入れた幸せにこちらまで嬉しくなりました。
女性同士の三角関係ですね。絵が綺麗なのですんなり話に入っていけました。ただ女性同士の食事会でいきなり焼酎飲みだすので驚きました。舞台は韓国なのかな?それなら登場人物に日本人風の名前を付けないで欲しい。日本が舞台と思って読んでいて日本にはない風習が出て来ると戸惑うので、名前を変えずそのまま掲載して欲しい。
都会的オシャレPOPSをやりたいのに、本人の意向の真逆のデスメタルの世界に引き摺り込まれていくのが面白すぎる。Fワード連発のクレイジーな女社長。クラウザー様のやる事なす事、全て全肯定の信者ファンたち、ステージでは重要な役の豚さん。登場人物すべてのキャラがデスメタル調に際立っています。
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