5.0
設定が面白い
いろんなものを詰め込んでいるけどガチャガチャしておらず、ミステリー要素がずっと伏線としてあり、飽きさせない。推しの子供ってそういう意味!?ってまず驚いた。
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6871位 ?
いろんなものを詰め込んでいるけどガチャガチャしておらず、ミステリー要素がずっと伏線としてあり、飽きさせない。推しの子供ってそういう意味!?ってまず驚いた。
何年たっても色褪せない、古さを感じさせない。未だに多くのファンを魅了している名作の一つ。この作品と「百姓貴族」を描いた作家さんが同一人物とは!!
思春期一歩手前の、過渡期の危うさを秘めた女の子がホントによく描けていると思う。しっかりしているようで脆い、賢いようで抜けてる、そんな可愛い女の子です、知世ちゃんは。
お母さんがいない分、頑張ろうとしている父と娘がいじらしい。大好きな人と一緒にいた時間は短かったけど、遺された者はお互いを支え合って進んでいる。世知辛い、生き辛い世の中だけど、優しく逞しく生きて欲しい。
お話が進むごとにおとーさんとの身長差がでてきている気がする。父がさりげない会話の中で蘊蓄のある言葉を散りばめるから、娘はどんどんおませになる。
ホントにこの親子はオシャレ。服装やインテリアや生き方そのものが。クリスマスの話は何話かあるけど、どれも最後は心が温かくなる結末になっている。
この作品は、全体を通して子供から見た大人を少し皮肉って描いてある気がする。地域に向けた学校行事は、児童生徒の為といって開催されるが、主催者の目論見はそこではなかったり。少しビターな内容がチラホラ。
千世ちゃんのおとーさん愛が溢れてる。作者さんの初期の頃の画風は線が太くてしっかりがっしり描かれていて、千世ちゃんがちょっとヤンチャ。
不倫された事は不幸だったけど、最後はハピエンだと思う。こんなダンナさんはそうそういないのでは?攻められ続け、友達の前でも罵倒され、二度としない、と、かなり無茶な公的な誓約書を書いて離婚しないなんて。それならどうして不貞行為なんてしたのかと思うけれど、それが雄というものなんだろうな。サレ妻の気持ちの置き所の変化などを丁寧に描いていて、勉強になる。
絵が読みやすいので評価は良いですが、作品の中のダンナにイライラする。こんなに感情を揺さぶられるのは作品が良いから。
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【推しの子】