Mayayaさんの投稿一覧

投稿
1,471
いいね獲得
16,688
評価5 39% 580
評価4 35% 511
評価3 21% 302
評価2 4% 57
評価1 1% 21
41 - 50件目/全274件
  1. 評価:4.000 4.0

    願いごとは慎重に…

    「新木の願いごとが叶いますように」全ては、ここから始まった!
     縁結び神社で、共にお詣りをし、御守りを分け合った日野裕司37歳と新木遥27歳。この時を境に、日野は遥の心の声が「視える」ようになったという、読者には笑えるけれど、当人たちには、どうにも笑えないオチ…願いごとは慎重に…です。
     ヒーローのほうが、相手の心が分かるというパターンは、あまり多くないので、なかなか新鮮です。ましてや、恋を諦めた37歳男視点だから、その焦り具合、戸惑い具合は(笑)好意がピンクのハートで、襲いかかって?くるあたりは、完全にコメディーかも。
     恋愛も結婚も拒んでいる日野ですが、真面目で、仕事ができて、美人で、常に冷静で、隙がないくらい完璧な遙から、ギャップ萌え〜の一途な想いを、あれだけしこたま寄せられたら、さすがに絆されるのでは?最近の37歳にしては、ちょっと老け気味に描かれた泣きぼくろ課長に、一念発起を期待したいと思います。
     それにしても、「心の声」は、このままかしらん?感じなくなるのは、縁が結ばれたら?それとも、切れたら?願いごとは慎重に…一体誰の、どんな願いごとだったのでしょうね。

    • 0
  2. 評価:4.000 4.0

    黒幕は誰だ?

    「嵌められましたが、幸せになりました傷物令嬢」もちろん、ヒロインフィオーリのことです。
    「陽だまりの魔導師」もちろん、ヒーローの辺境伯アドニス様のことです。
    それでは、フィオーリを嵌めた黒幕は、いったい誰なのか……候補は、3人!
    ①フィオーリに虐められたと訴えている、元平民で男爵令嬢のマリーナ
    ②マリーナを可愛がる、社交界の花で公爵令嬢のリディアナ
    ③フィオーリの元婚約者で、マリーナと恋仲となる伯爵令息リフォル
    この中のある人物が、全てをコントロールしていた訳で、その欲の深さと狡猾さには、驚きを通り越して、呆れるばかり…救いようがないわ〜という印象です。
     面白いのは、黒幕を追い詰めていく過程での、アドニス様のやりたい放題っぷり。FBI?CIA?はたまた、科捜研かーいとツッコミを入れたくなりました。黒幕は誰で、アドニス様、どんなやりたい放題だったのか…どうぞお楽しみに。

    • 0
  3. 評価:4.000 4.0

    肉球とふわふわは、全てを凌駕する!

     主人公キティアに対して、初っ端から悲しく残酷な運命が襲い掛かります。てっきりジェリアンって、「人間」かと思っていたけれど、何とキティアと同じ猫!!同族に、あんな残酷なことをするなんて、猫嫌いになりそう…(でも、やっぱり猫かわいい)
     その分、狼のグリッドウルフ家の懐の深さは、ウフフ♡さすが、家族を大切にするという種族が、モデルになっているだけあるよね。ニホンオオカミが絶滅しちゃっているのが、本当に残念です。
     それにしても、キティアの他種族タラシっぷりは(笑)です。彼女の武器は、ぷにぷに肉球とふわふわお耳、これ、猫にとって最強アイテム!イケメン動物たちが、次々と肉球に攻略され、顔が蕩けていく様は、結構笑えます。作者さん、きっと猫好きの方なんだろうな。
     さて、グリッドウルフ家の令嬢として、美しく(本当に瞳の色が、オパールみたいで綺麗)成長したキティア、イケメン動物たちを手玉にとりながら?魔法修行に明け暮れています。そこに、ジェリアンによる陰謀の知らせが…。キティアは、見事家族の仇を討てるのか…次の配信を楽しみに待ちたいと思います。

    • 1
  4. 評価:4.000 4.0

    出来た嫁クリスタ&ポンコツジェラルド

    ネタバレ レビューを表示する

     いつの時代でも、情報を制する者に勝機が与えられるわけで、本作のヒロインクリスタは、その情報戦での敗者。それ故、実家で虐げられ、嫁ぎ先でも酷い扱いを受けた…ヒーローのジェラルド、登場時は、最低最悪野郎です。もちろん彼にも、彼なりの事情が、あったわけですが…。
     それでもクリスタは、誠実に伯爵夫人としての務めを果たすことによって、使用人たちの信頼を勝ち取っていきます。クリスタが信用に値する人物だと気付くのに、一番時間がかかったのが、ジェラルドってところは、ベタな展開。その分、一度心を許したジェラルドの、クリスタへの溺愛っぷりは、半端ない!不器用な大型犬みたいで、そのギャップに萌えます。
     ギャップといえば、ジェラルドって、クールな風を装っていながら、意外とポンコツ。まあ、「仮面」を着けると同時に、他人との接触を極力なくしてきたわけだから、感情表現が上手くできないのも、仕方のないことなのでしょう。彼が、「宝石人」の能力を解放して金属たちを操り、悪者を制圧した場面は、最高の盛り上がりでしたが、反面、なんか笑える絵面に見えてしまったのは、ご愛嬌?
     結論ーこのお話、出来た嫁クリスタとポンコツジェラルドの、人間不信からの再生物語ってことで、結構綺麗にまとまっています。格調高い雰囲気の割には、ジェラルドがポンコツってところが、特にオススメかな。

    • 0
  5. 評価:4.000 4.0

    比較して読んじゃう、ごめんなさい💦

    「クズなケモノは愛しすぎ」の小森りんご先生の新作です。とはいえ、原作は異なる作者先生方なので、厳密にこの表現でよいのかは、分かりませんが…。それでも、小森先生が作画された時点で、キャラたちが「小森ワールド」で動き始めるから、不思議です。作画の力って、偉大だわ。
     そのため、どうしても「クズケモ」目線になりがちで、ヒロイン茉白の空気の読めなさ?などは、「クズケモ」のヒロイン葵と被っちゃうかな。そもそも「おじいちゃんと縁を切った」割に、寝殿造みたいな豪邸で、「父親の会社の部下たちと同居」して、「お嬢」と呼ばれ、「ご近所さんから噂」されているという事実に目をつぶって、「普通」の家庭とな?縁を切ったのなら、そもそもボディガードなんて必要ないはずでしょ。世間知らずも大概に…ですわ。
     それでも、一般高校に入って「普通」に馴染もうとしている茉白のことは、地味に応援したくなるし、碧の過保護っぷりを、ドキドキしながら見守るのも楽しいです。そして、なぜ彼が、幼くして「番犬」となったのか、そのあたりの事情も気になるところです。
     願わくば、碧が「クズケモ」の蒼真のように、女子とテキトーに遊ぶ、クズな側面をもっていませんように…(無理かぁ)。一途男子のちょっとアブない溺愛ストーリー、期待しています。

    • 0
  6. 評価:4.000 4.0

    「キャッツ・アイ」をリスペクト?!

     ヒロインが怪盗で、ヒーローが警察設定で思い出されるのは、あの名作「キャッツ・アイ」ただし記憶喪失になったのは、ヒーローの息子ですが。主人公同士の敵対関係及び愛情物語、記憶喪失、復讐、ステップファミリーetc etc…う〜ん、なかなかぶっ込んでますわ〜。
     ヒーローのクリスト様、仮にも公爵夫人に平民を迎えるなんて、まずあり得ない!3回目ともなると、常識ぶっ飛んだ?公爵で警察長官の割には、人を見る目と世事には疎いようです。ま、公爵の地位、強しってか?
     ヒロインのサファイア様、仮にも公爵夫人を演じている間は、「エンジェル」としての活動は控えないと…。バレると、クリストにもデヴィットにも影響が及ぶでしょ?もし、貴族への復讐を優先するのなら、何が何でも「デヴィットの母」は、辞退すべきだった。
     さてさて、お互い詰めの甘い二人が、何だかんだ家族として頑張ろうとするのも、全てデヴィットのため。「エンジェル」をどう着地させるのか、気になるところですが、高らかに謳い上げた「プロローグ」からのハピエンを信じて、この三人を応援していきたいと思います。ところで、クリストよりデヴィットの方が、存在感あるように思えるのは、私だけ?

    • 0
  7. 評価:4.000 4.0

    暖色と寒色のせめぎ合い?!

    ネタバレ レビューを表示する

     モノクロ版は、話数が大分進んでいるので、内容についてはそちらをご覧いただくとして、フルカラー化についてひと言。
     フルカラー化されるってことは、それなりに評価が高い作品という証明。でも、現代物に色を着けたって、さしてありがたくもないし、下手すりゃ、モノクロ版の画のレベルを落とし、目も当てられない状態に…。
     その点こちらは、よい感じに色をのせていて、ひと安心。特に、ヒロイン美月のコマでは黄茶を中心に暖色系で、ヒーロー最上のコマでは紺を中心に寒色系で表すことによって、キャラクターの性格がより明確になり、物語への共感を助けていると思います。
     この後、自己肯定感が低くてぽわぽわだった美月が、仕事人として、女性として、どのように成長していくのか、また、冷徹に見えた最上氏の素の部分が、美月によってどのように暴かれて?いくのか、とても興味深い展開になること間違いなしです。カラーの雰囲気も変わっていくのかな?
     それにしても、改めて読み返してみると、たいしてスキルもない中途入社の新入社員を、いきなり個人秘書に(それも単独!)抜擢する?とか、同じく中途入社の新入社員陽菜が、配属先に文句をつける?とか、普通は考えられない展開…やっぱり、漫画だなぁ(笑)

    • 8
  8. 評価:4.000 4.0

    ハイスペも楽じゃない

     頭脳明晰、容姿端麗、仕事も順調で安定の経済力…あと、ハイスペの条件、何かあったっけ?家柄?性格の良し悪しは関係なさそう…とにかく、世に言う「ハイスペ」の皆さん、人生さぞバラ色だろうなぁと想像しがちだけれど、実情は結構大変。そんなリアルを描いたお話しです。
     本作の主人公二人は、世にいう「ハイスペ」ですが、周囲が思っているほど、心の中がハイスペってわけでもない。むしろ、セカンドなんとかを拗らせた、恋愛初心者な二人ってところが、新鮮です。
     もう大人なんだから、グイグイいけ〜っとみる向きもあるけれど、大人だからこそ失敗が怖いだろうし、ましてや同じ会社で働いているからね。二人が「不器用」になるのも頷けます。よく考えたらこの二人、自分から相手を好きになったのって、今回お互いに初めて…か…も?!
    「初恋」同士で、両片想い同士で、セカンド同士で、拗らせてる同士…これは、不器用すぎても仕方ありません。二人の気持ちを知っている読者は、高みの見物というところで、茜と大地、このピュアな二人を応援していきましょう。くれぐれも、引っ掻き回すような輩は出てきませんように…。

    • 0
  9. 評価:4.000 4.0

    ハムスター増し増しで(笑)

    「幻獣」という言葉から受ける印象は、竜や一角獣、天馬や不死鳥など、美しく荘厳でありながらも、時には禍々しく、人智を超えた存在という稀有なもの。間違っても、巨大ハムスターを幻獣の類として扱うとは思わなんだ。もふもふ推しの欲求に応えた結果?ヒロインマリアやヒーローレイヴァルトらの造形と、あまりにもギャップがあり過ぎて、シリアス寄り?ギャグ寄り?どっちの頭で読めばよいのか、なかなかに混乱させられます。
     ただしこのハムちゃんたち、ハムスター同士で意思疎通を図ったり、マリアの薬作りを手伝ったり、人間の姿に変身したりと、非常に小回りのきく存在。人間たちを振り回すと言う意味で、「幻獣」という位置付けは、適材適所だったのかも…とにかく、最初から最後まで、存在感たっぷりのバイブレーヤーです。
     その分、マリアとレイヴァルトの絡みは、シリアス路線かと思いきや、微妙にレイヴァルトがポンコツで、ギャグみ多め。マリアを無条件で溺愛し、空回りするところは既定路線として、匂いのせいで幻獣たちに避けられ、しゅんとするあたりは、加齢臭かってツッコみたくなる。
     幻獣〜ガラスの森〜青の薬師の設定が、やや複雑なのが玉に瑕ですが、人間関係のイライラが、全くといってよいほどないのが、推しポイント。「ハム◯郎」ファンは、多分楽しめます!

    • 2
  10. 評価:4.000 4.0

    「恋フレ」の時点で、恋は始まっている

     楽しい恋をするだけで、相手を本気で愛してしまったら、関係終了となる間柄←恋フレ…だそうですが、う〜ん、ヒロイン世莉もヒーロー真尋も、結局何をしたくてこの関係を始めたのか、よく分からない。体の関係を伴わないとのことだから、お互い異性の茶飲み友達が欲しかったのかね?
     茶飲み友達で良かったのなら、世莉には、同じ会社で同期の佐々岡透吾がいるじゃん。気兼ねなく一緒にいられて、会社の外で会っているときは、それなりに楽しいわけでしょ?ほら、「恋フレ」の条件満たしている、ただひとつ、ときめきがないということ以外は…(うぅ、佐々岡が不憫です…笑)
     個人的には、真尋サンより佐々岡のほうが推せる、今のところ。真尋氏、顔も言動もパーフェクト過ぎて、ちょっと人間味がない。画像処理されて、実在しない美しい景色を見せられているような…?でも、最初に世莉が惹かれたのは、そういう表面的なところだから、「恋フレ」のうちは、これでよいのかも…。
     過去の経験から、それぞれ何かトラウマに縛られている二人ですが、26歳と28歳、悟りを開くには、正直早過ぎます。世莉サン、真尋サン、お互いを「恋フレ」と認識した時点で、既に恋が始まっていると思いませんか?

    • 10

設定により、一部のジャンルや作品が非表示になっています